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ご報告:10月20日 新宿Live bar∞Strength premium live#1132016.10.21 Friday
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店主のセレクトにより、柴田健斗、Maasya、ウルル順、too,two,、星野裕矢、志田歩の六組の顔合わせ。
男女デュオのtoo,two,以外は全て弾き語りソロ。星野裕矢の他、ウルル順はソウルキッチンでジョイントしたことがあったが、他三組は初対面。
とはいえ、僕にとっては星野裕矢とのジョイントという意味合いは大きく、サウンドチェック後にひさびさに近況を報告しあってから本番を迎えることができたのも嬉しかった。
彼はステージで僕のことを「最大の理解者であり敵であり盟友でもある」と紹介してくれたが、僕はなぜ星野裕矢の音楽に惹かれるのか?
それまで漠然と“生命系”という言葉で、彼ならではの作風について触れてきたが、自分自身がいったいどういうポイントでそこと共振しているのかを再発見しながら、僕の弾き語りとしては異例に仕込みの多いステージに臨んだ。
あくまでも後付けだが、僕の視点でこの日の体験を一言で括るなら“生命系の夜”に尽きる。
セットリスト
転換時SE 「わが解体」 文学バンド
1 不屈の民〜裸のワルツ
2 最後のライオン
3 Home Sweet Home
4 手頃な免罪符
5 陽気なプリズナー
6 光の中へ
7 ハッピーエンドを蹴飛ばして
場内には新宿Live bar∞Strengthとの接点を作ってくれた渡邉氏も姿を見せてくれ、人と人の繋がりの中で歌と言葉を紡いでいくことの喜びを噛みしめながら歌った。
ご来場の皆様、共演の皆様、そして今回の顔合わせを采配し、いろいろな注文に快く対応してくれた店主のたけさん、どうもありがとうございました!!
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10月16日 ラウンドテーブルへの画期的な前進〜北沢PR戦略会議(仮)2016.10.16 Sunday
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先月の“SHIMOKITA VOICE”にて保坂区長により「下北沢のまちづくり全体を話し合う場」とアナウンスされていた“北沢PR戦略会議”が開催された。
会場は満員の大盛況!
しかもこの会議、これまでの経緯から見ると画期的なものとなった。
本当に立場や利害が異なる人々が、互いを排除することなく各々の選んだテーマで熱心に情報交換、意見交換をして、有効なまちづくりのためのアイデアを寄せあおうとしている。 しかも以前は腫れ物扱いだった裁判関係の話題もタブーにされず、その和解の成果も情報として共有し、今後のまちづくりに反映させていこうという内容だったのだ。
今回はその第一歩が始まったに過ぎないが、以前だったら目をあわして会話することすら困難だった顔ぶれが、同じテーブルで話し合う光景は、これこそラウンドテーブルの幕開けというにふさわしく、実に感慨深いものがあった。
思い返してみれば、2006年の10月18日は、当時既に差し止め訴訟が始まっていた補助54号線を東京都が事業認可し、都市計画審議会では地区計画が強行採決された忌まわしい日であったが、それから10年の歳月を経て、こうした会議が行政の働きかけにより実現する時が来るとは!
僕よりもこの街の課題に長く取り組んできた方々の胸中には、さらにこみ上げるものがあったに違いない。
ちなみに今回の参加者からは「まちづくり全般を話し合うのであれば“北沢PR戦略会議”という名称は相応しくない“北沢戦略会議”で良いではないか?」という意見もでた。それに対して仕切る側の応答は「それでは当面の仮称ということに」という柔軟なもので、こうしたやりとりがなされることも感動的であった。
立場が異なる者同士が合意形成していくのだから、今後も様々な局面があるだろうとは思う。
だがこの日の熱気が、まちづくりの実践に活かされるのであれば、今後の下北沢が世界中から人気を集める街となり、他の地域に良い影響を伝えていくことも夢ではないだろう。
この会議の実現のために奔走された方、参加された全ての方の努力に敬意を払うと共に、喜びを分かちあいたいと思います!!!
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10月14日 101回目の「TOMOの音楽夜会」2016.10.16 Sunday
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アコースティック・アートのオープンマイク「TOMOの音楽夜会」は、今月で101回目。いまでこそオープンマイクというスタイルも定着してきたが、そうした中でもここはその草分けといってもいいだろう。
僕も2010年から参加と、けっこう長いお付き合いをさせていただいている。
今回は渡邉康利、縄文ディラン、スーパーやっさん、指田真理子、勝水楓子など、お馴染みの顔ぶれに交じって、名古屋から初参加の方も。特にこの日は縄文ディラン・バンドのギタリスト、吉田峻也が、縄文ディランのバックアップの他、弾き語り、さらに渡邉康利とのセッションと、3ステージで大活躍で楽しませてくれた。
僕にとっては舞台に立つ者同士としての交流が自然にできる貴重な場であり、普段のライヴではできないような極端な実験の場としても使わせてもらってきた。
ということで、僕は10月20日のライヴのための試行錯誤を思いっ切りかまさせてもらいました。
ネタバレになるのでこの日の曲目などは書きませんが、これを糧として10月20日は今まで皆様にお見せすることがなかったような自分を提示します。
新宿Live bar∞Strength premium live#113
10月20日(木)open/17:30 start/18:00
charge/¥1000+order(フード持ち込み自由)
出演
柴田健斗 18:00〜
Maasya 18:50〜
ウルル順 19:40〜
too,two, 20:30〜
星野裕矢 21:20〜
志田 歩 22:10〜
Live bar∞Strength
新宿区歌舞伎町2-45-4与三郎ビル新館B1F
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下北沢から観測した築地市場移転問題2016.10.13 Thursday
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ご存知の方も多いと思いますが、築地市場の移転問題に関する報道が大きな注目を集めています。この決定が都議会でなされたのは、東日本大震災が起きた2011年3月11日の午前のことでした。それまでは賛成と反対が拮抗していましたが、移転に反対する立場だった民主党の花輪ともふみ議員(当時)が賛成に回ったため、わずか一票差で移転が決定したといういきさつがあります。
花輪氏は世田谷区代沢、つまり下北沢の出身で、世田谷区議会議員となった後、東京都議会議員となり、築地に関する特別委員会の委員長を務めていた人物。当然のごとく民主党からは「裏切者」と呼ばれることとなりました。
さらにその直後の4月、花輪氏は自民党都連(自由民主党東京都支部連合会)の推薦を受けて世田谷区長選挙に立候補します。これに対しては民主党だけでなく、世田谷区の自民党員も反発しました。「なんで自民党都連は、世田谷区の自民党を差し置いて、ついこの前まで民主党だった人物を世田谷区長候補に推すんだ?」といったところでしょう。そのため世田谷区議会で議長を務めていた川上和彦氏も、自民党世田谷総支部の支援を受けて世田谷区長選挙に立候補。かくして2011年の世田谷区長選における自民党は、分裂状態になったわけです。
こうした中でシモキタ問題の関係者をはじめとする世田谷区の市民運動団体は保坂展人氏を区長候補に擁立。その結果、保坂氏が当選して保坂区政のスタートとなり、現在にいたっているわけですが、その選挙戦の最中に、象徴的なできごとがありました。花輪候補が危ういのでは?という気配が見え始めたタイミングで、当時の都知事である石原慎太郎氏と花輪氏が握手している写真をメインにあしらえた自民党のチラシが、区内で大々的に配布されたのです。
都知事時代の石原氏は築地市場の移転を強力に進めていただけに、このチラシは築地市場の移転問題と世田谷区長選が駆け引きの材料に使われているという印象を強めるものでした。シモキタ問題と築地市場移転反対の運動関係者間では交流が盛んだった時期もあります。シモキタ問題の関わりからは、異なるエリアの問題であっても、リンクする部分が少なくないと感じていましたが、改めてそれが可視化されたわけです。
それから5年を経て、新たに就任した小池百合子都知事の采配により、移転の責任の追求は石原氏にもおよぼうとしています。世田谷区長就任後の保坂氏は、これまで区政の運営に関して東京都からのプレッシャーや自民・公明が多数を占める区議会への対応で苦慮することが少なくありませんでした。今回の築地市場移転問題の動向は、マスメディアからは表立って報道されにくい領域に潜みつつ、都政や区政に大きな影響を与えてきた巨大なパワー・バランスに変化が生じたことを示唆しています。5年前の区長選と今年の都知事選が、両方とも分裂選挙で自民党公認候補が敗北したというのは、単なる偶然ではないでしょう。
築地市場移転問題に関しては、会議録の改ざんも話題にのぼっていますが、重要なことを決める際には、議事録をきちんと作って公開することを前提としていくというのは、民主主義の基本です。「いまさら何をそんな当たり前のことを」と思う方もいらっしゃるかも知れません。しかしそんな当たり前のことが、世田谷区のまちづくりにおいてさえ、例えば「北沢デザイン会議」の議事録を作成しないといった具合に、ないがしろにされているのが実態です。
資本主義の行き詰まりと連動して、最近の世相は民主主義が劣化していく危険に瀕しているように感じられてなりません。そうした民主主義の劣化を食い止めるためには、当たり前のことが当たり前になされるように、各々の現場から働きかけていくことが大事だと思います。
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今月のライヴは星野裕矢とのジョイントです2016.10.08 Saturday
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今月のライヴは星野裕矢と共に新宿Live bar∞Strengthで行ないます。
ご期待ください!!
新宿Live bar∞Strength premium live#113
10月20日(木)open/17:30 start/18:00
charge/¥1000+order(フード持ち込み自由)
出演
柴田健斗 18:00〜
Maasya 18:50〜
ウルル順 19:40〜
too,two, 20:30〜
星野裕矢 21:20〜
志田 歩 22:10〜
Live bar∞Strength
新宿区歌舞伎町2-45-4与三郎ビル新館B1F
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