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「ユリイカ」最新号の特集は七尾旅人!2015.06.29 Monday
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全編にわたって凄い読み応えです!
僕は特集の締めの部分の「七尾旅人ディスコグラフィ 全身音楽家七尾旅人の旅路」を書かせていただきました。編集の杉本さんとのお仕事は初めてでしたが、手際の良いサポートと丁寧なコミュニケーションにより、心地よく原稿の執筆に集中できました。
以下は僕のライヴ情報です。
★2015年07月04日(土) 下北沢music bar rpm
「下北澤乃乱III」
出演:志田歩&Teazer 、六弦詩人義家、よしひらみずと
開場19:00 開演19:30
チャージ 予約者1500円+オーダー 当日1800円+オーダー
予約受付メール:shidaayumi@gmail.com
facebookでイヴェント化しておりますので、ここを御覧ください。
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GLASSのカヴァーをやってみたいという方を公募します!!
6/28 “LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”ご報告2015.06.29 Monday -
詳しいいきさつはここに書いたが、20年以上もの長い時間におよぶ思い入れを込めた企画であり、昨年12月17日の「GLASS 密かな奇跡の夜」から、LOTUSと連絡を取りながら、少しずつ少しずつ実現させる術を探って辿り着いた記念すべき一夜。
ソロでのライヴは久々だが、自ずと気合いが入る。
僕のライヴを見るのは初めての人ばかりだが、何といってもGLASSとLOTUSに関係のある方ばかりなので、自分のフェチ全開でいくうえで躊躇する理由は皆無!
ということで、先攻である僕のセットリストは以下のように、思い切ったものにしてみた。
SE PRIVATE HELL(ALICE IN CHAINS)
1 Home Sweet Home
MC
2 裸のワルツ
3 手頃な免罪符
MC
4 トゥナイト(イギー・ポップ)
5 コレクション
6 Moonlight Blue(GLASS)
MC
7 陽気なプリズナー
MC
8 最後のライオン
4はJUKO氏から事前に与えられていた“洋楽カヴァー”という課題に応じたもの。
仕込んでいるうちに5と6は、そのアンサーソングのような感じに思えてきたので、あえてぶっ続けで演奏した。
LOTUSとの事前の打ち合わせでは、7曲ずつ位という設定だったが、GLASSのカヴァー「Moonlight Blue」、そして「陽気なプリズナー」という流れで、「もっとやれ!」という声に励まされ、これまたGLASSの影響が濃厚な「最後のライオン」で締め。
後攻のLOTUSは、前半がオリジナル、後半に“洋楽カヴァー”のU2、そしてGLASSのカヴァー2曲で締めるという気の利いた構成で、“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”というイヴェントならではの場をしっかりと作ってくれた。
LOTUSの演奏が終わると、JUKO氏のDJでドアーズ、そしてGLASS!!
しかもGLASSの曲は、僕らが馴染んでいる名曲に加え、レコーディングされていながらリリースの機会を失っていた未発表音源までもお披露目してくれるという大盤振る舞い。
再会した旧友との会話に盛り上がる LOTUS、カウンターの中でニコニコしながらGLASSの音源をかけまくるJUKO氏。それに合わせてフロアで好き勝手に踊りまくるオレ。
そしてJUKO氏はこんなことを言い出した「この企画、次回は演奏の参加者を増やそう。オレも演奏で参加する!」
この瞬間から三者の間で“our favorite GLASS vol.2”に向けての作戦会議が開始された。
というわけで“our favorite GLASS”実行委員会(仮称)では、
GLASSのカヴァーをやってみたいという方を公募します!!
リアルタイムでGLASSに心酔した方でも、追体験でハマった方でも、「我こそは」と思う方は、志田歩までご一報ください。
JUKOさん、 LOTUSさん、ご来場の皆様、ありがとうございました! 今後もよろしくお願いします。
そして次の土曜日は、いよいよ「下北澤乃乱III」!!
どうぞお楽しみに。
★2015年07月04日(土) 下北沢music bar rpm
「下北澤乃乱III」
出演:志田歩&Teazer 、六弦詩人義家、よしひらみずと
開場19:00 開演19:30
チャージ 予約者1500円+オーダー 当日1800円+オーダー
予約受付メール:shidaayumi@gmail.com
facebookでイヴェント化しておりますので、ここを御覧ください。
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映画「戦場ぬ止み」を観て、シモキタ問題を考える2015.06.28 Sunday
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前の記事で書いたように、映画「戦場ぬ止み」では、県知事選で新基地建設反対の翁長雄志氏が圧勝した直後に、工事が強行される様子が描かれていた。
世田谷区では2011年にシモキタ問題をはじめとする大規模公共事業の見直しを掲げた保坂展人氏が区長に当選したものの、この四年間ははかばかしい成果をあげることができなかった。
そこには東京都の意向も大きく関与している。
つまり沖縄では、県と国。シモキタ問題では、区と都の関係で歪みがあるのだ。
そして今年。
保坂展人氏は選挙戦中に、下北沢地区補助54号線第二期第三期については、優先整備路線の扱いの見直しなどを含む 「下北沢まちづくりビジョン」を発表。 6月15日の区議会でも見直しに着手すると明言している。
これで事態は急転直下するだろうか?
僕にはそんな楽観はできない。
シモキタ問題の根幹にあるのは、終戦直後からの状況の変化を顧みない国策だ。
区長の発言が民意を反映していることをはっきり示さなければ、翁長雄志氏のように保坂展人氏もオカミからのプレッシャーにさらされることは、想像に難くない。
そしてちょうど今、東京都はこの問題に関する民意を公式に求めている。
東京都都市整備局の「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画) 中間のまとめ」の公表について 〜みなさまのご意見をお寄せください〜のページを御覧いただきたい。
意見の募集は以下の要領、締め切りは近いが、メールでも受け付けてくれる。
募集期間:平成27年6月30日(火)まで
宛先: 東京都都市整備局都市基盤部街路計画課
○郵 送 〒163-8001 東京都庁
○FAX 03-5388-1354
○メール S0000179@section.metro.tokyo.jp
僕は保坂氏が「下北沢まちづくりビジョン」を実現しやすくするために、以下のような意見を出した。「中間のまとめ」にもあるように、日本の人口は減少する時代に入っています。 しかし現在の東京の道路計画は、戦災復興計画として策定され、その後、人口も交通量も大幅に拡大することを前提とした高度成長期に引き継がれたものです。
計画の前提そのものが劇的に変化してしまったのですから、道路計画もその前提の変化に則して根本的に見直す必要があると思います。
特に、世田谷区下北沢で計画されている補助54号線は、自動車の入って来ない歩行者中心の街として発展してきた街並み・文化を破壊するもので、第二期第三期の部分については、現世田谷区長も優先整備路線の扱いの見直しに着手すると6月15日の区議会で明言しています。東京都としても、この機会に優先整備から見直し、廃止を含めた検討に着手していただきたいと思います。
少しでも多くの民意が東京都に届くようにご協力お願いします!
今日はこれから代官山にて自分のライヴ。
こちらもよろしくお願いします。
★2015年06月28日(日)代官山Bar Crimjon
“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”
出演:志田歩、LOTUS
開場18:30 開演19:00
チャージ ¥2000(1ドリンク付) *追加ドリンクは¥500から〜
出演 LOTUS、志田歩
問合せ Bar Crimjon 03-6427-0747(20時以降)
https://www.facebook.com/BarCrimjon?fref=ts
〒1500034 東京都 渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山B1-A
詳しい企画内容はここを御覧ください。
★2015年07月04日(土) 下北沢music bar rpm
「下北澤乃乱III」
出演:志田歩&Teazer 、六弦詩人義家、よしひらみずと
開場19:00 開演19:30
チャージ 予約者1500円+オーダー 当日1800円+オーダー
予約受付メール:shidaayumi@gmail.com
facebookでイヴェント化しておりますので、ここを御覧ください。
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映画「戦場ぬ止み」の衝撃!2015.06.28 Sunday
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オスプレイ配備前後の沖縄をとらえたドキュメント映画「標的の村」でも知られる三上智恵監督の最新作。今回は2014年から今年前半まで、映画完成のギリギリまでの動きを盛り込んだ凄まじく緊迫した内容だ。海を埋め立てて米軍基地が作られようとしている辺野古での激しい衝突。建設の動きが一時進まなくなったタイミングで大きな注目を集めた昨年11月の沖縄県知事選挙。そして新基地建設反対の翁長雄志氏の圧勝に歓喜する現地の人々。
しかし知事選から3日後、2ヶ月止まっていた工事が再開され、政府は知事選の結果に関係無く工事を進めると公言する。事情を良く知らなかった者でも、あまりにも理不尽で強引な展開が良く分かる内容だ。
今年に入ってからも、状況があまりにも日々刻々と変わるため、はじめは7月の公開予定だったが、5月23日からポレポレ東中野で緊急先行上映されたいわく付きの作品だ。 公式サイトはここ。
実はこうした構図は、シモキタ問題にも似たような部分がある。これについては改めて記事をアップします。
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6/21 第1回命つなごう結婚パーティー2015.06.24 Wednesday
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以前僕が音楽監督を担当させていただいていた“下北沢+被災地命つなごうマーケット”の主宰者新田美津恵さんとスタッフの寺澤幸一さんがめでたくご結婚!
ふくしまオルガン堂下北沢にて行なわれたお祝いのパーティに、幹事を務めてくださった畔田さんからのリクエストを受け、ギターを持って出席させていただいた。
“下北沢+被災地命つなごうマーケット”は、2011年の東日本大震災から間もなく、新田さんが中心となってスタートし、当時は月に一回のペースで開催されていた。
僕が初めて参加したのは2011年10月9日で、はじめは弾き語りで演奏するだけだったが、星野裕矢などの出演者を紹介したりしたのをきっかけに、2013年には僕が音楽部門の監督役を務めることとなった。
当時の記録を振り返ってみると、自分が仕切る形となってから出演していただいたのは、こんな顔ぶれ。
浅輪がんぽお、神座涅槃國、劇団ほぼ無職、矢野忠+KOGU、HALUKA、Boogie Baby's、うつみようこ、和気優、中川五郎、suzumoku、I guess、六弦詩人義家。
手前味噌で恐縮だが、なかなか密度のあるラインナップだったのではないかと思う。
月一というペースでこうしたラインナップでイヴェントを組み立てていくのは、なかなかタフだったが、今年に入ってから三ヶ月に一度のペースで“下北澤乃乱”を運営できているのも、この時の体験から学習できたこともあるように思う。
改めて当時の仕切りを任せてくれた新田さんをはじめ、ご参加、ご協力いただいた皆様に感謝したい。
また新郎の寺澤幸一さんは、言葉数は少ないが、表情は朗らか、スタッフワークは誠実!
その振る舞いの一挙手一投足から、いつも出演者を尊重する意志が伝わってきたのも忘れ難いナイスガイである。
おふたりの門出を祝えることが嬉しい。
新田美津恵さん&寺澤幸一さん
おめでとうございます!
パーティではあらかじめ1曲とのことだったので「Love is a Mystery」を歌わせていただいたが、新婦からのリクエストをいただき「カウンターの中で」も披露させていただいた。
先週のステージとは真逆のシチュエーションだが、そもそも人という存在の限りある輝きの果てしなさ
を祝福するために音楽があるからこそ、こうした機会をいただけるのかも知れない、などと思う。
さて今週末と来週末も、それぞれ特別なライヴ企画となっておりますので、どうぞよろしくお願いします。
★2015年06月28日(日)代官山Bar Crimjon
“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”
出演:志田歩、LOTUS
開場18:30 開演19:00
チャージ ¥2000(1ドリンク付) *追加ドリンクは¥500から〜
出演 LOTUS、志田歩
問合せ Bar Crimjon 03-6427-0747(20時以降)
https://www.facebook.com/BarCrimjon?fref=ts
〒1500034 東京都 渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山B1-A
詳しい企画内容はここを御覧ください。
★2015年07月04日(土) 下北沢music bar rpm
「下北澤乃乱III」
出演:志田歩&Teazer 、六弦詩人義家、よしひらみずと
開場19:00 開演19:30
チャージ 予約者1500円+オーダー 当日1800円+オーダー
予約受付メール:shidaayumi@gmail.com
facebookでイヴェント化しておりますので、ここを御覧ください。
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6/12 “月を越えて、光の中へ in Shimokitazawa”ご報告2015.06.14 Sunday
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6時就寝、8時半起床。
10時 T君の告別式。
参列後、告別式で再会した旧友と酒を交わしつつ、今日来れなかった友人のために、T君を偲ぶ会について相談。
自宅に戻り、仮眠しようとするが、両足が激しくつって、苦痛でベッドから転がり落ちる。
個人的な非常時。
誰にだって、きっとこんな厄介な時があるだろう。
そもそも11年前の“月を越えて、光の中へ”で、大谷令文にお付き合いいただいたのも、
2004年5月4日という “個人的な非常時”がきっかけだった。
あの体験で僕は何かを学び得たのかどうか?
それが試されるのが、この日の夜であるだろう。
16時 スタジオにて志田歩&Teazer のメンバーと合流。
前夜、思い立った選曲と曲順の変更を確認。
わずかなリハの間に、確実に励まされている自分がいる。
この心強い仲間は、自分の宝であり誇りでもある。(間違いない!)
2015年6月12日 下北沢バラック・ブロック・カフェ
第三期志田歩&Teazer(志田歩、加藤志乃ぶ、kubotti、西村雄介、伊藤孝喜)
セット・リスト
1 Home Sweet Home
2 最後のライオン
3 手頃な免罪符
4 ピンナップ・ベイビー・ブルース
5 ナーダム〜裸のワルツ
6 BOYS ON THE EDGE〜ぼくらは〜光の中へ
7 ハッピーエンドを蹴飛ばして
こんな大風呂敷を広げる資格が自分にあるのか?
しばしばそんな疑念にとらわれることもある。
だが青写真を精密に再現するのではなく、無自覚であった“本性”あるいは意識下に埋もれていた“本音”に体当たりして、思ってもいなかったところに辿り着くことが、僕にとっては最大の醍醐味だ。
後攻のKALAS'のステージの締め括りでは、急遽KALASに呼び込まれ、「月を越えよう」をデュエットさせていただいた。KALASありがとう!!
Teazer のメンバーをはじめ、ご来場のみなさま、そして今回の企画を誘ってくれたKALASに心から感謝します。
どうもありがとう、そして今後もよろしく!!
以下は、今後のライヴの予定です。
★2015年06月28日(日)代官山Bar Crimjon
“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”
出演:志田歩、LOTUS
開場18:30 開演19:00
チャージ ¥2000(1ドリンク付) *追加ドリンクは¥500から〜
出演 LOTUS、志田歩
問合せ Bar Crimjon 03-6427-0747(20時以降)
https://www.facebook.com/BarCrimjon?fref=ts
〒1500034 東京都 渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山B1-A
★2015年07月04日(土) 下北沢music bar rpm
「下北澤乃乱III」
出演:志田歩&Teazer 、六弦詩人義家、よしひらみずと
開場19:00 開演19:30
チャージ 予約者1500円+オーダー 当日1800円+オーダー
予約受付メール:shidaayumi@gmail.com
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美学者T君の冥福を祈って2015.06.10 Wednesday
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友人であった美学者T君が急逝した。
僕が彼と知り合ったのは予備校時代。
大学に入った直後から、彼は“予備校の同窓会”を企画し、自ら万年幹事役を務めてくれていた。
周囲の人間に“予備校の同窓会”というと、不思議そうな反応をされることが多い。
実際、一番最初の頃は僕も「ものずきなヤツだな」と思っていた。
だが、ある時美学者となった彼に「美学ってどういう学問なの?」と訊ねた時、
彼はこんなふうに答えてくれた。
例えば高く評価されている絵画があるとするでしょ?
その絵画はなぜ価値があるのか、ということを、
有名な誰々が評価しているから、とかいうのじゃなしに、
生徒が自分の言葉できちんと語れるようにするのが、僕らの役目かな。
彼自身がどう考えていたかは分からないが、
それを聞いた僕は、なぜ彼が“予備校の同窓会”などというものをずっと運営しているのか合点がいったような気がした。
既成の権威におもねることなく、自分の手で価値を掘り起こしていくこと。
彼は自分の研究においても生活においても、その姿勢を一貫させていたのだと思う。
だから彼が“予備校の同窓会”を催す限り、一生参加しようと思っていた。
でも一生って、思っていたよりあっけないものなのかも知れない。
先日、このブログで「未来は不確かで、終わりはいつも近い」なんて言葉を引用したばかりだけど、さみしいなぁ。
T君、お疲れさま。今までありがとう。
やすらかに眠ってください。
行きて帰らぬ旅人たちよ 光の中で やすらかに
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6月7日 THE FOOLS@新大久保アースドム2015.06.08 Monday
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【自由が最高裁!】〜シャバーフォーエバー2015〜
新作収録の新曲もお披露目するという二部構成のワンマン。
伊藤耕vo、福島誠二b、關口博史g、村上雅保ds、若林一也saxの5人に、ブルースビンボーズの秋山公康、マンホールの久家隆といったお馴染みのブラザーズ&シスターズが、入れ替わり立ち替わりステージを賑わせる。
第二部はファンキーな躍動感のある曲を中心にした構成で、博史さんは、先週稲生座のTHE FOOLS、その翌日の佐井好子、そして今回と、このところ立て続けにステージを拝見する機会に恵まれたが、このステージが一番伸び伸びと演奏しているように感じた。シャープな16ビート系のカッティングは、THE FOOLSのギタリストという看板にふさわしく、良さんが遺した新曲も素晴らしい。
何回も場内を笑わせつつも、良さんや冨士夫さんへの愛情を迸らせる耕さんのMCも冴えまくり。
いつもながら場内大合唱の「Oh Baby」も、今日はさらに凄かった。
ステージ上をせわしなく動き回ったりでしゃがみ込んだりしながら歌う耕さん。
♪いつもお前ばかりがつらい目にあうなんて 考えちゃだめさ♪
真っ先につらい目にあって、それでもめげない彼ならではの説得力!
“ミスター・フリーダム”であり“歌うグラウンド・ゼロ”でもある伊藤耕の本領発揮である。
ドアーズの「ロードハウス・ブルース」にはこんな一節がある。
The future's uncertain,
And the end is always near.
「未来は不確かで、終わりはいつも近い」
3月のステージでの耕さんの「俺は今しか信じていない!」というMCは、その一節をポジティヴに言い換えたもののように感じられてならない。
僕は生前の良さんにこんな質問をしたことがある。
「もしもジム・モリソンが早世せず、ドアーズがバンドとして年輪を重ねていったら、きっとTHE FOOLSみたいな感じになっていたんじゃないでしょうか?」
お世辞ではなく本心だった。
すると良さんは、僕がびっくりするくらいはにかんで謙遜した言葉を返してくれた。
ふだん強面なイメージだった良さんが、音楽に対するピュアで謙虚で敬虔な素顔を見せてくれた大切な思い出だ。
先日、THE FOOLSのきたるべき新作のライナーノーツを書いて欲しいというリクエストを、バンドからいただいた。
実に嬉しく光栄なことだ。
これは一世一代の原稿にしなくっちゃね!!
以下は、僕の今月のライヴ情報です。
★2015年06月12日(金)下北沢バラック・ブロック・カフェ
“月を越えて、光の中へ in Shimokitazawa” 出演:志田歩&Teazer 、KALAS'
開場 19:00 出演 19:30~ 志田歩&Teazer 20:30~ KALAS`
チャージ 2000円(予約)/2300円(当日)*要ドリンク・オーダー
★2015年06月28日(日)代官山Bar Crimjon
“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”出演:志田歩、LOTUS
開場 18:30 開演 19:00
チャージ ¥2000(1ドリンク付) *追加ドリンクは¥500から〜
出演 LOTUS、志田歩
問合せ Bar Crimjon 03-6427-0747(20時以降)
https://www.facebook.com/BarCrimjon?fref=ts
〒1500034 東京都 渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山B1-A
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6月5日 KERA ソロ ワンマンライヴ@新宿ロフト2015.06.06 Saturday
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先日のインタヴューをきっかけに、すっかりKERAに浸り切っている。
記事をまとめるのと併行して、いつの間にか「ケラの遺言」「私戯曲」「ライフ・アフター・パンク・ロック」などの著書も読み返していたタイミングで見ることができた7年ぶりのソロ・ワンマン!
ということであらかじめ期待はしていたのだが、その期待を軽〜く上回る素晴らしいライヴだった。
有頂天、ソロ、LONG VACATION、ケラ&ザ・シンセサイザーズ、さらに劇中歌から新曲まで、全キャリアを選りすぐったセレクションなのはもちろんだが、選曲のアイデアも半端ではない。
例えば年内にリリースを目指しているというソロ・アルバムのための新曲は、まだ納得のいく歌詞が完成していないということで歌詞のないヴォーカリーズで披露。オープンマイクで制作途中のプロセスを見せてもらっているような雰囲気で、それをきちんとエンターテイメントにしてしまう発想自体が非凡だ。
そんな隙を見せたかと思うと、新月の「科学の夜」という非常に複雑な構成の楽曲を、緻密なアンサンブルでカヴァー。かつて有頂天は、新月の「鬼」を演奏したことがあるが、あの頃の記憶も一気に蘇る。
合間のMCでは今後の舞台のことも語っていたが、KERA•MAPの『グッドバイ』は、なんと太宰治の原作!!
このブログでも当時の太宰治周辺のことは、「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」の脚本を書いていた時期に、けっこう記事を書いたことがあり、劇団「ほぼ無職」というカテゴリーでまとめてあるが、新月、太宰治とくると、新月の花本彰と北山真がバックアップしていた文学バンドの『文学ノススメ』を連想してしまった。
他にもデヴィッド・ボウイの「スターマン」を日本語でカヴァーというのも彼ならでは!
またシンセサイザーズを脱退した三浦俊一をゲストに迎え、シンセサイザーズのドラマーであるReikoと3人で演奏する一幕も、この日この場でなければ見られない光景だった。
とはいえ、この日のライヴで最も胸を揺さぶられたのは後半。
ケラ&ザ・シンセサイザーズの新作からの「Long Goodbye」、有頂天の「いつもの軽い致命傷の朝」(アルバム『カラフルメリィが降った街』に収録)は、彼自身が両親と死別する際の個人的な想いがあって生まれた楽曲でもあるが、僕にはそこに込められた死生観や世界観が、例えばナイロン100℃の2012年の公演「百年の秘密」などにもしっかり繋がっているように感じられた。
それは彼の書いた脚本の中で特別な意味合いを持ち、「私戯曲」に収録している「カラフルメリィでオハヨ」とも密接な関係があるし、そんな流れの中でシンセサイザーズの「神様とその他の変種」を持ってくるのも、彼の表現の誠実さの現れだと思う。
全キャリアを通じての表現の核を突きつけているような迫力に、歓声を上げたり涙腺が緩んだり……。
彼の表現の核は、音楽をやっても演劇をやっても決してブレないということを、改めて痛感した。
以下は、僕のライヴ情報です。
★2015年06月12日(金)下北沢バラック・ブロック・カフェ
“月を越えて、光の中へ in Shimokitazawa” 出演:志田歩&Teazer 、KALAS'
開場 19:00 出演 19:30~ 志田歩&Teazer 20:30~ KALAS`
チャージ 2000円(予約)/2300円(当日)*要ドリンク・オーダー
★2015年06月28日(日)代官山Bar Crimjon
“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”出演:志田歩、LOTUS
開場 18:30 開演 19:00
チャージ ¥2000(1ドリンク付) *追加ドリンクは¥500から〜
出演 LOTUS、志田歩
問合せ Bar Crimjon 03-6427-0747(20時以降)
〒1500034 東京都 渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山B1-A
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