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GLASS 密かな奇跡の夜2014.12.17 Wednesday
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時代は80年代後半から90年代前半、いわゆるバンド・ブームの最中。
僕が熱狂的に入れ込み、当時のバンドの事務所の社長さんから「マネージャーやらない?」とまでいわれたGLASSというバンドがあった。
彼らのアルバムは『SLOW WATER』『涙の洪水』『ストラグル』と3枚あるが、全て素晴らしい!
すでにあれから20年の時を経ているが、現在でも僕の思い入れの強さは変わらないし、アルバムを聴き返す機会も多い。
彼らが『涙の洪水』と『ストラグル』をリリースしたインディーズ・レーベルのPSYCHOは、このGLASSと下山淳さんを中心とする60/40が看板アーティストで、他には先日共演してもらった斉藤トオルさんがメンバーであったJAZZY UPPER CUTのライヴ盤『QUIET NIGHT』も、1993年にリリースしている。
ひとことで言ってレーベル丸ごと好きなものばかり。
そして60/40については、2005年にコロムビアから『THE COMPLETE RECORDINGS OF 60/40』として復刻盤が、リリースされる際には、ライナーノーツを書かせてもらう機会にも恵まれた。
だがGLASSは1994年に解散した後、リイシューや再結成といった話題もなく、CDも廃盤のまま。
再評価の機会に恵まれないまま忘れ去られてしまうには、もったいなさすぎる
我が心のスーパー・グループ、GLASS
そんな風に感じているうちに、GLASSで作詞作曲とベースを担当していた高橋重幸さんが代官山でBar Crimjonというロック・バーを営業していることを知り、行く機会をうかがっていた。
手みやげはGLASSのライヴ映像。
当時事務所の社長さんが、僕の思い入れの強さに免じて、商品化していないライヴ映像をVHSでいただいたりしており、メッセージのやり取りで確認したところ、その中にはメンバーであった高橋さん自身も手元にないものがあるということだったので、DVD-Rに変換した3枚のディスクを用意していたのである。
そして寒い雨の降る12月半ばの火曜日。
こんな日だったら、お店もそれほど混雑することなく、ゆっくり話ができるのではないか、という期待を持って店に行ってみた。
もちろん大好きだったバンドの作詞作曲を行っていた方がマスターなので、話は尽きることなく盛り上がる。
だがそこに後からやってきたお客さんは……
なんと当時GLASSのギタリストであり、現在はロンドンに在住しているというツカサさんであった!!!
よりによって、僕がDVD-Rを持参して初めてお店に行った夜に、幸運にもロンドンから初めてお店を訪れたもうひとりのメンバーとお会いすることができたのだ。
自分の思い入れを大切にしていてよかった!
不思議だが本当の100%実話。
僕にとっては密かな奇跡である。
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12月11日 志田歩 with 斉藤トオル@新宿SoulKitchenご報告2014.12.12 Friday
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斉藤トオルさんとの久々のデュオということで、志田歩 with kubottiで行った前回とは選曲も大幅に変え、かなり異なるモードに舵を切ったSoulKitchenのライヴ。
彼のミュージシャンシップのおかげで、思う存分起伏に富んだ内容にできました。
ありがとうございます!
この日のトップバッターは、初対面のもんちさん。
ふだんはバンドで活動している小柄な女性がギター一本で、繊細な表現を飄々とする佇まいに、力みの無い解放感を感じた。
二組目は以前拝見したことのある剣堂シュウジさんと元The Changのピアニスト小川佐利さんのデュオ。
デビュー時の白竜を思い出させる浪々とした声とストレートなメッセージ性を持つ剣堂さんのヴォーカルと、MCでそのキャラクターを巧みにいじる小川さんとのコンビネーションが、生真面目でありつつも和やかなムードを醸し出す。The Changは、90年代初期に一度だけタイバンさせていただいたことを不意に思い出した。
僕らは三組目。
この日は病み上がりの賀句さんに捧げる「カウンターの中で」で幕開け(笑)。この曲は元々ピアノを想定した楽曲なので、自分でも「トオルさんとのデュオ・ライヴ!」という気分になる。
初お披露目の「誰もがキリスト」は、ブルースビンボーズのカヴァー。
とはいえキー、テンポ、構成をいじり、さらに歌詞も当日の朝まで書き加えて、即興的なアプローチにチャレンジ。 これまでバンドでやってきたのとはだいぶ異なる冒険的な創作方法だが、トオルさんの手腕のおかげで楽しみながら挑むことができた。
「まもれシモキタ!行政訴訟」の裁判からハシゴで駆けつけてくれた方もいたので、そのアピールもかねて普段は下北沢でしかやらない「アモーレ下北」を、トオルさんのニューオーリンズ風味のピアノで披露して占め。
志田歩 with 斉藤トオル セットリスト
1 カウンターの中で
2 いつものように
3 バディ パート3
4 裸のワルツ
5 誰もがキリスト
6 陽気なプリズナー
7 アモーレ下北
トリは前回もご一緒させていただいた蓮沼ラビィさん。12/6のワンマンが満員だったこともあってだろうか、前回よりも表現者としての地力、逞しさが加速的に増しているように感じた。しょっぱなに「一番星ブルース」を奏でるあたりなど、“アフリカ帰りの任侠ブルース”というキャッチフレーズそのもの!
ということで、ご来場いただいたみなさま、共演のみなさま、ありがとうございました。
次のライヴは来年。
久々の自主企画となりますので、よろしくお願いします!
2015年01月17日(土)下北沢music bar rpm
「平成27年 下北澤之乱」
開場19:00 開演19:15
チャージ1500円+オーダー
出演:志田歩&Teazer 、SADA、よしひらみずと
斉藤トオルさんも一員であるJAZZY UPPER CUTの再結成ライヴについてはこちらをご参照ください。
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告知:12月11日 志田歩 with 斉藤トオル@新宿SoulKitchen2014.12.08 Monday
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12月11日(木)歌舞伎町SoulKitchen
志田歩(vo,ag) with 斉藤トオル(p)*21:00頃の出演予定
開場19:00 開演19:30 チャージ1500円+オーダー
c/w 蓮沼ラビィ、もんち、剣堂シュウジ
前回、10月24日には、曲のモデルにさせていただいた伊藤耕さんが最前列にいる客席の前で「陽気なプリズナー」を歌うという願いをかなえることができた新宿歌舞伎町のSoulKitchen。
あの場所でのステージとなるわけで、自ずとハードルは上がってしまう。
とはいえ、あの再現なんてのは、望んでもできないし、する気もないので、今回はピアニストの斉藤トオルさんとのデュオでステージに望むことにしました。
トオルさんは、かつてJAZZY UPPER CUTの一員としてTHE FOOLSの川田良さんと活動を共にしていたこともある大先輩。
こうしたタイミングで、こうしたお方に共演していただくのも、なかなか感慨深いものがあります。
なお、この日の午後3時半からは、東京地方裁判所にて、「まもれシモキタ!行政訴訟」の第34回口頭弁論もあるため、僕は裁判所からお店に向かう予定。
最もディープなコースを堪能なさりたい方は、霞ヶ関の東京地方裁判所から歌舞伎町のSoulKitchenのハシゴというパターンをお勧めします(笑)。
その次は来年。
志田歩&Teazer で、下北沢でのステージとなります!
2015年01月17日(土)下北沢music bar rpm
「平成27年 下北澤之乱」
開場19:00 開演19:15
チャージ1500円+オーダー
出演:志田歩&Teazer 、SADA、よしひらみずと
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12月7日 下北沢ピュアロード フリーマーケットご報告2014.12.08 Monday
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年内最後のフリーマーケットでの演奏は、よしひらみずととのデュオ。
こんな選曲で臨みました。
1 愛わかちあい (よしひらみずとvo)
2 マリアの微笑 (よしひらみずとvo)
3 唄のアジト
4 窓辺に咲く花 (よしひらみずとvo)
5 光の中へ
6 アモーレ下北
7 ハッピーエンドを蹴飛ばして
見事に晴れ渡った屋外での、和やかな演奏となりました。
時と場を共にしていただいたみなさま、ありがとうございました!
終演後はSHIMOKITA VOICEのブースで、ドキュメント映画「下北沢で生きる」の販売と「まもれシモキタ!通信」を配布。こちらでも新たな素晴らしい出会いが、多々ありました。ピュアロードのフリーマーケットの磁力に、改めて感謝しております。
次の僕のライヴは、ピアニストの斉藤トオルとのデュオですが、1月には志田歩&Teazer とのタイバンとして、よしひらみずとを迎える企画もありますので、お楽しみに!
12月11日(木)歌舞伎町SoulKitchen
志田歩(vo,ag) with 斉藤トオル(p)*21:00頃の出演予定
開場19:00 開演19:30 チャージ1500円+オーダー
c/w 蓮沼ラビィ、もんち、剣堂シュウジ
2015年01月17日(土)下北沢music bar rpm
「平成27年 下北澤之乱」
開場19:00 開演19:15
チャージ1500円+オーダー
出演:志田歩&Teazer 、SADA、よしひらみずと
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ドレスコーズのインタヴューについて2014.12.08 Monday
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先に取材させてもらったドレスコーズのロング・インタヴューが、WHAT's IN? WEBで公開されている。
現在公開しているのはパート1で、パート2は9日公開予定ということで、他にも「レコードコレクターズ」誌の次号でも切り口の異なるインタヴュー記事を掲載しているので、ここで少しまとめてドレスコーズのことをお伝えしておきたい。
まずWHAT's IN? WEBのインタヴューは、丸山康太(g)、菅大智(ds)、山中治雄(b)の3人が脱退し、志磨遼平ひとりとなったドレスコーズのニュー・アルバム『1』にちなんだもの。
志磨遼平が毛皮のマリーズを解散させてから、どんな音楽も演奏できる理想のバンドとして結成したはずだったドレスコーズが、なぜ、こうした展開となったのか?
ひとりだけであるにも関わらず、なぜソロ名義ではなく、ドレスコーズのアルバムなのか?
といったところが、ポイントになっている。
世間の好奇心は、なぜ3人が離脱したのか、というところにいきがちなのは充分承知だが、この取材で僕が痛感したのは、むしろ志磨遼平自身が、自らを苛みながら、あくまでも表現者として前のめりに進んでいく凄みだった。
特に「この悪魔め」は、そうした自分自身も突き放した目線で俯瞰し、創作のための生贄にするかのような怖さ、物騒さ、そしてクリエイターとしての誠実さを感じる。
そうした思いで取材に臨んだ僕は、インタヴューの冒頭で、志磨にふたつのテキストを紹介した。
卑屈の克服からでは無しに、卑屈の素直な肯定の中から、前例の無い見事な花の咲くことを、私は祈念しています。
真の正義とは、親分も無し、子分も無し、そうして自身も弱くて、何処かに収容せられてしまう姿に於て認められる。重ね重ね言うようだが、芸術に於ては、親分も子分も、また友人さえ、無いもののように私には思われる。
いずれも太宰治の書いた文章(前者は「自信のなさ」、後者は「如是我聞」)で、僕が劇団「ほぼ無職」のために書き下ろした脚本「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」の中で、太宰自身のセリフとして引用させてもらったものだ。
志磨が太宰治の愛読者であるのはよく知られているが、現在の彼の言動は、僕にはそうした太宰治の言葉を補助線として持ってくると、非常に理解しやすくなるような気がしている。
さらに新作の収録曲「スーパー、スーパーサッド」の動画が、また巧み!
志磨遼平が寝間着のまま、コンビニで買った焼きそばを公園で喰らうという設定には「ここまでやるか?」と唸らされた。こんな情けない姿をあえてさらす志磨遼平に、僕はつい劇団「ほぼ無職」の若松朋茂を連想してしまったりもする。
そしてもうひとつ、12月15日発売予定の「レコードコレクターズ」誌では、志磨遼平にアナログで再発されるベルウッドの名盤10枚への思い入れを語ってもらった記事を掲載!
こちらではいち音楽ファンとしての彼のピュアな愛情のこもった言葉がてんこ盛りになっておりますので、どうぞお楽しみに!
以下は、僕自身のライヴ情報。
こちらもよろしくお願いします!
12月11日(木)歌舞伎町SoulKitchen
志田歩(vo,ag) with 斉藤トオル(p)*21:00頃の出演予定
開場19:00 開演19:30 チャージ1500円+オーダー
c/w 蓮沼ラビィ、もんち、剣堂シュウジ
2015年01月17日(土)下北沢music bar rpm
「平成27年 下北澤之乱」
開場19:00 開演19:15
チャージ1500円+オーダー
出演:志田歩&Teazer 、SADA、よしひらみずと
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12/7 下北沢ピュアロード・フリーマーケット2014.12.07 Sunday
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本日の下北沢ピュアロードのフリーマーケットでの
志田歩 with よしひらみずと の演奏は、13時頃からの予定となりました。 よろしくお願いします!
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11月30日「歌舞伎町の詩人達の集い -魅惑の秋味NIGHT-」ご報告2014.12.01 Monday
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昨年に続いて主宰者のTASKEさんにお招きいただいた企画。
前回はひとりで臨んだが、今回は思うところあって
志田歩 with kubotti + 加藤志乃ぶ という布陣で参加させていただいた。
現場に行くと、かつて劇団ほぼ無職の「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説」の公演を共に行なった仲間や、今年になってから知り合った音楽仲間も参加者として集っており、リンクする人々を繋げる場を創るTASKEのアーティスト・パワーと、以前よりシンクロする部分が増えているように感じた。
1 Home Sweet Home
2 手頃な免罪符 (+加藤志乃ぶ)
3 裸のワルツ (+加藤志乃ぶ)
そうした環境もあってか、短いながらも思い切り爆裂したステージにできた気がする。
初対面の方では双子デュオの発達インズに特に魅了された。
ライヴでは生音のアコースティックの緩さと毒のある歌詞の組み合わせが見事だったが、 http://recochoku.jp/album/A1001381487/ で、配信している音源はオルタナ含みの緩急の起伏に富んだもので、さらに味わい深い。
お招きいただいたTASKEさんをはじめ、あの場を共にしたみなさまに感謝!
以下、今後のライヴ予定です。
12月07日(日)下北沢ピュアロード フリーマーケット
志田歩 with よしひらみずと
無料 時間など、詳細は追って。
12月11日(木)歌舞伎町SoulKitchen
志田歩(vo,ag) with 斉藤トオル(p)*21:00頃の出演予定
開場19:00 開演19:30 チャージ1500円+オーダー
c/w 蓮沼ラビィ、もんち、剣堂シュウジ
2015年01月17日(土)下北沢music bar rpm
「平成27年 下北澤之乱」
開場19:00 開演19:15
チャージ1500円+オーダー
出演:志田歩&Teazer 、SADA、よしひらみずと
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