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おれは直角?!〜10月13日“下北沢+被災地 命つなごうマーケット”ご報告2013.10.16 Wednesday
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今回のジョイント相手はI GUESS(橋本はじめ+清水智子)。
そしてライヴ終了後は
■ふくしまの若者がみたチェルノブイリ事故〜ウクライナ視察報告会〜
ということもあって、
自分の選曲もこの日のイヴェント全体の流れを活かしつつ音楽部門のホスト役としての意識を持って臨んだ。
その結果“下北沢+被災地 命つなごうマーケット”での自分の選曲としては
普段に較べるとかな〜りヘヴィなセット・リストに……
1 Home Sweet Home
2 恋のホットスポット
3 皆殺しのバラード(with 六弦詩人義家)
4 裸のワルツ(with 六弦詩人義家)
5 カウンターの中で(with 六弦詩人義家)
6 光の中へ(with 清水智子)
先日のピュアロードのフリマでもおつきあいいただいた六弦詩人義家のゲスト参加は前日に思いついたものだが、快諾してくれ、ブルース・ハープで見事な彩りを添えてくれた。
それに加えて、ギリギリまで選曲に悩んでいたところ、I GUESSの清水智子さんにパーカッションをお願いしてみたところ、これも快諾していただき、その甲斐あってヘヴィな流れを活気のある形で締めると共に、I GUESSとのコンビネーションで場を創ろうという意志も表明できた気がしている。
お二人とも、おつきあいいただき本当にありがとうございました!
バンド編成ならともかく、お座敷の生音という状況でHome Sweet Home
をやるのは、正直言ってかなり勇気が必要だったが、あの場で初めて自分のライヴを見ていただいた方から、「直角に向かってくるので聴く側としても真っ向から向かい合わざるを得ない。よくあそこまで自分をさらしますね」と、感心というよりは呆れ気味というニュアンスも込めたコメントをいただいた。
もちろん「もっと楽に聞かせて欲しい」という方もいらっしゃるのは重々承知しているが、今回はトーク・イヴェントも念頭に置いてあえて臨んだ構成だったので、こんなコミュニケーションが生まれただけでも、自分としてはひよらずにいてよかったと思う。
I GUESSの清水智子さんとのセッションを六弦詩人義家が撮影してくれた。まさにこの場ならではの瞬間!
次回のライヴは11月23日、新宿Soul Kitchenにて、志田歩 with kubottiを予定しております。
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「ギターに選ばれた男」 リー・リトナー インタヴュー2013.10.08 Tuesday
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10月07日
今日のインタヴューは、なんとジャズ〜フュージョン系の超大物ギタリスト、リー・リトナー!
正直言ってジャズ〜フュージョン系はお世辞にも詳しいとは言えない僕だが、
「これほどの大物であれば、お話をおうかがいする機会を持てるだけでも、自分の糧になるに違いない」と思い、喜んで取材の依頼を受けた。
馴染みが無い人のためにリー・リトナーがどれくらいの大物かと言うと、この取材に先駆けてTwitterでkubottiから「リー君に宜しく言っといて。」というジョークが届いたほど。
つまりkubottiのようにギターの演奏である種の高みを目指そうという志を持つ者にとっては、絶対に無視できない存在なのだ。
こんな事前のやり取りにはしゃぎ、秋晴れの快さに浮かれ、自転車で取材現場のBlue Note TOKYOへ向かうが、思いのほか暑く、現場についた時は汗だく。
するとそこに待ち受けていたのは、会社員時代の先輩であるUさんであった!
Uさんは特にジャズ系に関しては、半端じゃない経験も知識もあるお方。
リー・リトナーに関する造詣の深さでは、僕など足下にもおよびはしない。
開口一番、Uさんからいただいた
「志田ってジャズ詳しかったっけ?」とのお言葉に、
「いや〜、メインはロックの方ですけどね」と応じつつ、緊張が高まっていく。
せ、せんぱ〜い、お手柔らかにお願いします〜(汗)
リー・リトナーご本人は、取材中ずっとギターを抱いて弾きながら質問を聞き、応えてくれた。
ひょっとしたらファンに対するサーヴィス精神の現れなのかも知れないが、なんといっても彼は6歳の時にギターを手にしてから、まっしぐらにギタリスト人生を歩んで来た人物。
僕にはギターを持っているのが何よりも自然で落ち着くのだろうと感じられた。
取材中はやり取りに夢中で気がつかなかったが、文字起こしをしていると、その音はまるでインタヴュー現場を優しく盛り上げてくれるBGMのように響いている…
これぞギターに選ばれた男!ってな感じである。
取材のテーマは今回のBlue Note TOKYO公演についてではなく、来月に情報公開される来年3月、鎌倉、名古屋、東京で組まれる日本の特別プロジェクトについて。
おうかがいする内容がはっきりしているため、インタヴューの質問については、それほど悩んだり迷ったりすることはなかった。
とはいえ、通訳のお世話になりながら30分のインタヴューというのは、どうしてもやり取りできる情報量に限界がある。
公式見解を表面的になぞるだけでは面白くないので、自分なりに取材の準備はしておいた。
その甲斐あったと思うことができたのが、インタヴュー終盤に今回のBlue Note TOKYO公演でスペシャル・ゲストに迎えた渡辺香津美とのセッションの話から、ステージ上のプレイヤーシップについて質問した時だった。
ここでは僕自身も思わずエキサイトするような素晴らしい答が返ってきて、取材現場が一気にグワッ!と盛り上がり、取材は高揚したムードの中で無事終了。
帰り際、Uさんの「志田〜〜なかなかやるじゃね〜か!」とのお言葉が嬉しい。
ってなわけで、いつまでも後輩気分の抜けないオレなのであった(笑)
さて、ここでひとつ、最新のお知らせ
11月23日、新宿Soul Kitchenにて、我らがkubottiとのデュオ・ライヴを行います。
kubottiのキャプテン・フィンガーズぶりをチェックなさりたい方は、お見逃し無く!
また次の日曜である10月13日は、“下北沢+被災地 命つなごうマーケット”にて、橋本はじめさんの新しいユニット、I GUESSとのジョイント形式で、お座敷投げ銭ライヴにソロで出演しますので、こちらもよろしくお願いします。
10月13日(日) “下北沢+被災地 命つなごうマーケット”
場所:真龍寺 世田谷区北沢2-36-15 下北沢駅 北口 徒歩 3分
10時〜17時 雨天決行!暴風雨中止
■“お座敷生音生声ライヴ”
13:00〜14:45
出演:志田歩、I GUESS(橋本はじめ+清水智子)
※定員30名(投げ銭)
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告知:10月13日下北沢+被災地 命つなごうマーケット@下北沢眞龍寺2013.10.07 Monday
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次の日曜である10月13日は、“下北沢+被災地 命つなごうマーケット”。
今回は橋本はじめさんの新しいユニット、I GUESSとのジョイント形式で、お座敷投げ銭ライヴに出演します。
10月13日(日) “下北沢+被災地 命つなごうマーケット”
場所:真龍寺 世田谷区北沢2-36-15 下北沢駅 北口 徒歩 3分
10時〜17時 雨天決行!暴風雨中止
https://www.facebook.com/events/697443060279384/
■“生音生声ライヴ”第3弾!(投げ銭お座敷ライヴ)
13:00〜14:45
出演:志田歩、I GUESS(橋本はじめ+清水智子)
※定員30名(投げ銭スタイル)
そしてライヴ終了後はウクライナにおもむき、チェルノブイリ原発事故後の状況を視察して来た福島出身の女子大生による報告会。
■ふくしまの若者がみたチェルノブイリ事故〜ウクライナ視察報告会〜
15:00〜16:30 ※定員30名(参加費500円、お茶・資料代として)
東京の大学に通う福島出身の女子大生、遠藤江里子さんがこの夏、同じ福島の仲間たちとともにチェルノブイリ事故が起きたウクライナを訪問してきました。
今回、その報告をしてくれます。
彼女が感じた「30年後のふくしま」、その声を聞いてみませんか。
チェルノブイリの現状を踏まえて、皆さんで考える時間を作っていきたいと考えています。
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10月04日 黒木渚インタヴュー2013.10.07 Monday
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MUSIC MAGAZINE12月号の取材で、黒木渚のフロント、黒木 渚にインタヴュー。
最近の急激な人気上昇に加え、写真家の鋤田正義がべた惚れという話題などもあって、楽しみにして取材にでかけた。
気負うことの無いナチュラルな佇まいで、こちらを笑わせてくれたりしつつ、ミュージシャンというよりも表現者としてのスジの通し方には、しっかり凛とした強い意志を持っている美少女♡♡
祖母の影響を幼い頃から受けて来たためか、音楽だけでなく、映画、演劇、文学など、多方面への関心で共有できるポイントが多いため、世代の差を忘れて、すっかり打ち解け、インタヴュー終了後の雑談では、彼女の近所にある僕のお薦めの店のマスターのキャラやお薦めのメニューまで紹介してしまいましたぁ!
自分のバンド仲間でいうならば、音楽性ではなくキャラクター性において、加藤志乃ぶに通じるものを感じた。
記事の内容も短いけれど、かな〜り面白いものにできた手応え有りです!
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劇団ほぼ無職「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説」後日談〜きむらけんさんとのキャッチボール2013.10.07 Monday
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9月29日に“SHIMOKITA VOICE 2013”の一環として行われた劇団ほぼ無職「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」アンコール上演、盛況のうち、無事終了。
はやくもあれから一週間以上も経過してしまいましたが、お越しいただいた皆様、公演を応援してくださったみなさま、どうもありがとうございました!
自分自身は直前になって体調を崩し、点滴を打って上演前日の通し稽古に立ち会うといった醜態をさらしてしまいましたが、劇団員とSHIMOKITA VOICE実行委員会のチームワークの高まりなどに助けられ、公演内容もグレードアップした成果をお見せすることができ、打ち上げでも思いっきりはじけることができました。
その後は一気に押し寄せる膨大な仕事に翻弄され、なかなかブログを更新することができなかったことをお詫びします。
この間にはゲスト出演していただいた北沢川文化遺産保存の会のきむらけんさんのブログの方が、脚本を書いた自分よりも頻繁に「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」についての記事を書いてくださっている。
9月28日 石畳に演劇に次元の穴
9月29日 石畳に演劇に次元の穴2
10月02日 67歳初舞台に挑む
10月04日 下北沢のよじれた座標
舞台上で熱演中のきむらけんさんの勇姿
自分よりも一回り以上も年配だが、なんとも精力的!
自分としても見習いたいものである。
さて、この「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」の着想は、きむらけんさんの労作である『「北沢川文学の小路」物語』と「鉛筆部隊と特攻隊」から得た部分が多いことはこれまでにも述べて来たが、その後、「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」の余波で面白い展開が生まれつつある。
けんさんは、すでに代沢小学校の疎開児童と特攻隊の交流を掘り起こした「鉛筆部隊と特攻隊」の続編にあたる「特攻隊と<松本>褶曲山脈」を上梓なさっているが、このたびさらにその続編に着手。しかもそのドキュメント本の中で、わざわざ「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」に触れたいという旨の連絡をいただいた。
もともと僕が「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」の中で特攻隊と疎開児童の交流に触れるきっかけは、去年の8月、脚本執筆中の僕が、きむらけんさんが「戦争経験を聴く会、語る会」で、「鉛筆部隊と特攻隊」のハイライトとなる部分を話してくださったことだった。あまりの衝撃に二日間ほど呆然とした後、意地汚い僕は、自分がこれほど心を動かされたのならば、脚本にも反映させようと決めた。
当然のことながら脚色は施している。それについてきむらけんさんの取材対象となった方が、結果的にどういう思いをなさるかを考えると、正直言ってたじろぎそうにもなった。
だが“大義名分による反戦”ではなく、“人間という生き物が業として背負うエロスで戦争に否という視点を提示したい”という自分の欲求に従うことにした結果、生まれたのが、今回上演された脚本である。
すると今度は、それがきむらけんさんの著作に反映されることに……。
きむらけんさんの取材対象の方が、自分の脚本に対してどんな感情を抱くかと考えると、今でも身がすくむ思いがする。
だが一方で自分ときむらけんさんのやり取りが、互いの著作に影響を与えあえているという事実は、下北沢の片隅に巣食う物書きのはしくれとして、とても光栄なことに思う。
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