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suzumokuインタヴュー2013.02.28 Thursday
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MUSIC MAGAZINEの取材で、シンガー・ソングライターのsuzumokuにインタヴュー。
取材の準備をしているうち、彼がヤイリでギターを作っていたことを知った。
楽器に体を合わせるのでなく、日本人の体に優しくフィットするヤイリのギターは、僕も日頃愛用させてもらっているため、まずはヤイリの話で編集者が呆れるほどの盛り上がり!
そうした彼のギターへのこだわりは、日本語の語感を大切にする彼のミュージシャンとしての作風にも通じるように思う。
しかも彼はライヴを生声生音でやっている。
ヤイリのギターで生声生音ライヴと言えば……!
インタヴュー終了後、このブログをご覧いただいている方なら予想できるような展開となり(笑)
……ということで、suzumokuとは今後もお付き合いさせていただくことになりそうです。
ステキな出会いに感謝!
次回のライヴはPA有りですが、ギターはもちろんヤイリで臨みます!
★3月2日(土)
@新宿SoulKitchen
志田歩ソロ
19:00オープン
20:15出演予定
投げ銭+ドリンク代
c/w鳥井賀句G&Y、玉木ゴッタマン&毒イトー
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「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』終了!2013.02.25 Monday
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「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』、無事終了しました!
今までにない劇団と芝居のあり方を(時に挑発的に)提言する座長のいわいゆうきの掟破りの演出と下北沢をテーマにした僕のヘヴィな脚本という奇妙な(だが当人同士はウマが合っている)出会いから始まり、劇団員とスタッフが力を合わせていく体験は、自分にとっても非常に新鮮なものでした。
ご来場の皆様、ならびにこの公演を応援して下さったみなさま、まことにありがとうございました!
次の土曜日は音楽モードに戻って弾き語りのライヴ。
こちらもよろしくお願いします。
★3月2日(土)
@新宿SoulKitchen
志田歩ソロ
19:00オープン
20:15出演予定
投げ銭+ドリンク代
c/w鳥井賀句G&Y、玉木ゴッタマン&毒イトー
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きむらけんさんとのやり取りから(サブカル世代は多世代共棲の夢を見るか?)2013.02.19 Tuesday
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「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』の脚本を書くにあたって、多大なるインスピレーションをいただいた恩人のひとりが、『「北沢川文学の小路」物語』『鉛筆部隊と特攻隊』の著者、きむらけんさんである。
それについてのお礼を述べたことをきっかけにやり取りも増え、ありがたいことに きむらさんのブログ「Web東京荏原都市物語資料館」でも、今回の公演を大々的に告知してくださっている。
しかも『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』の来場者のために「下北沢文士町文化地図」の最新版まで提供して下さることになった。
きむらけんさん、ほんとうにありがとうございます!!
舞台として面白いものを作るために、きむらけんさんの労作を図々しく素材とさせていただき、好き勝手に物語を紡いだ自分としては、なんとも身の引き締まる思いだ。
だが同時にある種の醍醐味も感じている。
けんさんは1945年満州生まれ。
僕は1961年生まれ。
そして「劇団ほぼ無職」のメインキャストには10代もいる。
僕はシモキタ問題に関わるうちに、幅広い世代の方々とのコミュニケーションの機会にも恵まれた。
だからこそ今回の舞台では、いわゆるサブカル的な(←嫌いな言葉ですが)自分の世代感覚を特権的に振りかざしたり、あるいは特定の世代におもねるようなことは控えたいと思っている。
そして街の記憶、戦争体験といったものが、特定の世代の“思い出”にとどまるのではなく、本当に幅広い世代に伝えられ、次の時代の礎となるための些細なきっかけにでもなり得たら、と妄想してしまう。
ひょっとしたらそのためには、ひとりひとりに向かい合うようなつもりで、まず己を根底的にさらさなければならないのかも知れないし、初めて書いた脚本についてこんなことを繰り延べること自体、“尊大な大風呂敷”と映るかも知れないけれど……。
○「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』
脚本:志田歩
演出:いわいゆうき(無職FES主宰)
日時:2月24日(日) OPEN18:00 START18:30
場所:北沢タウンホール
チケット<全席自由>前売¥2,000、当日¥4,000
前売り券は志田の手元にありますので、メールなどでご一報ください。
ネット販売もしています。
https://ticket.corich.jp/apply/42832/
ちなみにその前日には、座長の主宰するイヴェントにデュオで参加して演奏します。
○第7回無職FES〜こんなこと、最初で最後だと思う〜」
日時:2013年2月23日(土) 18:30スタート(オープンは18:00)
場所:下北沢GARAGE
【出演】
志田歩 with kubotti
ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)
ロバートDEピーコ(林大、ぺぺ長谷川)
東方力丸
カレーまん
劇団ほぼ無職
瀬田俊
コタカネガティブと白井亘
ねもじー(NPO風雷社中)
他
【入場料】 前売券:1000円(1ドリンク付)、当日券:1500円(1ドリンク付)
【チケットの買い方】
会場のGARAGEで色々な方法で買えます。
・店頭販売:15時〜22時 GARAGE2階事務所にて販売しております。
・メール予約:yoyaku@garage.or.jpに、公演日・お名前・枚数を明記の上、送信下さい。チケット完了メールがお手元に届き次第、ご予約完了となります。
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2月18日 中村中出演「教授」@Bunkamuraシアターコクーン2013.02.19 Tuesday
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五木寛之の「わが人生の歌がたり」を原作とする芝居。
主演は椎名桔平、田中麗奈、高橋一生で、中村中は舞台奥上部で場面に応じて、昭和の名曲を次々とピアノを弾き語るという設定。
つまり芝居も十二分に楽しませてもらったうえ、中村中のドラマティックなヴォーカルも堪能できるという贅沢な舞台である。
しかもこの公演は、連日芝居が終わった後は、中村中がホスト役となって「昭和歌謡クロニクル」と銘打ったミニ・ライヴもあり!
よくもまぁここまで仕込んだものだ、と驚かされる。制作サイドと出演者のコンビネーションがよほどしっかりしていなければ不可能な企画だろう。
僕が見た18日の「昭和歌謡クロニクル」のゲストは五木寛之。
80歳になるというが姿勢が良く、立ち居ぶるまいも語り口もカッコいい!
しかもこの日披露されたのは、五木寛之の作詞で中村中の作曲による未発表曲。
巨大な才能同士のコラボレーションを目の当たりにすることができて、もの凄くラッキーでした。
この公演のオフィシャル情報は
http://www.duncan.co.jp/web/stage/professor/index.html
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劇団ほぼ無職『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』の舞台裏・演出家と脚本家2013.02.16 Saturday
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『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』の舞台制作は、「劇団ほぼ無職」の座長で演出を担当しているいわいゆうきの指向性と、脚本を書いた僕の指向性が、役者やスタッフの濃厚な個性と混ざりあって、和やかでありつつも実は極めて複雑なエネルギーの融合を経て進められている。
いわいゆうきは劇団のコンセプトについてこう述べている。
「無職の人が『お仕事、何されてるんですか?』と聞かれた時に『劇団員です』って言えるようにするために作られた練習に来ても来なくてもどっちでもいい敷居の低い劇団」
冗談かと思う人もいるかも知れないが、これは無職FESも主宰しているいわいが本気で取り組んでいるテーマなのだ。いわば劇団をセーフティ・ネット的なコミュニティとして機能させようという大胆不敵な試みである。
一方で僕は“Save the 下北沢”の立ち上げから10年ほどシモキタ問題に取り組んで来た人間として、今回の脚本では、小田急線の地下化、踏切の解消という大きな変化を迎えている駅前を舞台として下北沢の文化的歴史的な重層性をあぶり出すことを目論んでいた。
当然、二人の思惑にはかなりの隔たりがある。
それにも関わらず僕が脚本を書くと言い出したのは、「いわいとはうまく徒党を組めそうだ」という予感があったからだ。
そのひとつは現在の下北沢駅前のシンボルといっても良い芸人である東方力丸を、僕に逢う前からいわいが芝居の要素として想定していたこと。そのセンスには自分の脚本と共鳴する可能性を感じた。
そしてもうひとつは、がむしゃらなスピード感に満ちたいわいの行動力とエネルギーに、僕が感銘を受けたことだ。
とはいえ、脚本制作はまず自分で納得できるものを書くのが最優先。その結果出来上がったものは、文学作品からの引用を多数盛り込み、セリフもかなり長い。“敷居の低い脚本”とはお世辞にも言えないが、僕はいっさい頓着することなく書き進めた。そしてバックスというバーで彼に初稿を見せた時、いわいは黙り込んでしまった。
この時は緊張した!
物語としては面白いといってもらえるとは思っていたが、脚本が自ずと必要とする技術や熱量の高さから、「この脚本が劇団に向いているかいないか」を決めるのは、座長の判断次第。
僕は「うわぁ、ボツかぁ?!」と焦りまくった。
だがその沈黙を破ったいわいは「ありきたりの言葉で誉めるのは失礼だと思って言葉を探してしまいました」と言った後、「これでいきましょう!」と言ってくれた。
僕としては妥協無しに脚本を書き上げて渡した。
ならば「この脚本のもとで劇団ほぼ無職がどういう舞台を作るか」を決めるのは演出家の役割である。以後、自分としては必要な人材を紹介するような形で協力することはあっても、極力余計な口ははさまず、いわいの座長としての判断は極力尊重するように務めた(劇団員からはどう映っていたかは分からないけれど……)。
とはいえ、いわいの敷居の低さへのこだわりも徹底している。チケットのノルマもなければ、稽古への参加を強制することもいっさいない。しかも稽古の終盤はエチュード(即興劇)をやったりしている。脚本を書いた僕としては、口には出さなくても「とっとと役者にセリフを覚えさせなくて大丈夫か?」と思ったりもしたし、大胆不敵な配役に仰天させられたりもした。
だが、居場所を作って本人のやる気に任せるといういわいの徹底したやり方で稽古が進むうち、大半が初心者だった役者達は、グングン個性的な輝きを放つようになってきた。それでいて演出の際に時おり見せるいわいの演技力は、劇団員を圧倒したりもする。
こうした結果迎える本番の舞台は、一体どんな評価を得ることになるのだろう?
「無難にまとまるよりは大事故を起こしてやる!」などと、不穏な発言ももらす座長であるが、僕は彼と徒党を組んでからの日々を満喫させてもらっている。
なんといっても自分だけの指向性でことを進めるのではなく、互いの指向性を発露しあう中で、役者をはじめとする多くの人達との連携が深まっていくのは、かつてなく新鮮な体験である。
どうせなら、この風変わりなコンビネーションをとことん研ぎ澄ませて、見た人が「こんな芝居の作り方ってあり?」と驚くような舞台にしたいと思う。
○「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』
脚本:志田歩
演出:いわいゆうき(無職FES主宰)
日時:2月24日(日) OPEN18:00 START18:30
場所:北沢タウンホール
チケット<全席自由>前売¥2,000、当日¥4,000
前売り券は志田の手元にありますので、メールなどでご一報ください。
ネット販売もしています。
https://ticket.corich.jp/apply/42832/
ちなみにその前日には、座長の主宰するイヴェントにデュオで参加して演奏します。
○第7回無職FES〜こんなこと、最初で最後だと思う〜」
日時:2013年2月23日(土) 18:30スタート(オープンは18:00)
場所:下北沢GARAGE
【出演】
志田歩 with kubotti
ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)
ロバートDEピーコ(林大、ぺぺ長谷川)
東方力丸
カレーまん
劇団ほぼ無職
瀬田俊
コタカネガティブと白井亘
ねもじー(NPO風雷社中)
他
【入場料】 前売券:1000円(1ドリンク付)、当日券:1500円(1ドリンク付)
【チケットの買い方】
会場のGARAGEで色々な方法で買えます。
・店頭販売:15時〜22時 GARAGE2階事務所にて販売しております。
・メール予約:yoyaku@garage.or.jpに、公演日・お名前・枚数を明記の上、送信下さい。チケット完了メールがお手元に届き次第、ご予約完了となります。
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役者デビュー?!2013.02.15 Friday
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このたび座長いわいゆうきからの熱烈なリクエストを受け、僕が脚本を書いた「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』の舞台に、僕自身も出演することになりました!
どういう形で出るかは、当日のお楽しみに。
脚本、挿入歌、エンディング・テーマが僕の作品なので、舞台の様子を客席で見るのもありかと思っていたのですが、こうなったからには、座長の「毒喰らわば皿まで」精神に、しっかりお応えして、大暴れしたいと思います(笑)。
以下、自分の脚本についての解説です。
先日ネット上で発表したテキストが、諸事情により大急ぎで書きなぐったものなので、ちょっとだけですが推敲しました。
“バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜”脚本解説 志田歩
小田急線の地下化工事により、2013年3月から下北沢地区の小田急線の踏切は姿を消す。そんな時だからこそ、下北沢の駅前をテーマにした脚本を書いてみたかった。
そもそものことの起こりは2012年の春。
「劇団ほぼ無職」の座長いわいゆうきと知り合ったばかりの僕は、彼から2013年2月の北沢タウンホールで、漫読家の東方力丸の協力を得た芝居を計画していることを伝えられ、即座に自分が脚本を書き下ろしたいと申し出た。
すでにある程度の構想はあった。
きむらけんさんが、“北沢川文化遺産保存の会”から出版した『「北沢川文学の小路」物語』というブックレットが、そのヒントである。
これは下北沢にまつわる文士達の記録を簡潔にまとめた労作で、音楽の街、演劇の街などといわれるようになる前の下北沢が、文士達の闊歩する街でもあったことを伝えてくれる。
そうした文士達の中でも、僕は特に太宰治の弟子で、終戦後に下北沢駅前の屋台で暴れていたという田中英光に興味をそそられた。
活字に飢えていた終戦後の日本では、“出版ブーム”が起き、下北沢にも小さな出版社がたくさんあった。それは僕のイメージでは、80年代に音楽の世界で起きた“インディーズ・ブーム”に似ているような気もする。80年代の下北沢にいろいろな音楽レーベルや音楽事務所が生まれていたのは、自分の記憶にも生々しい。
ならば現在の下北沢駅前で活躍している東方力丸を、終戦後の下北沢駅前に放り込み、田中英光をはじめとする文士達と出逢わせてみよう、さらには戦前に萩原朔太郎が下北沢を原型として描いた妄想の「猫町」にも足を踏み入れてみようという形で、執筆は進んでいった。
思いついてから書き出すまでには、かなりの量の文献の読み込みが必要で、前述のブックレットを頼りに様々な資料を探していった。この脚本に登場する文士達のセリフの多くは、実際に残されている作品からの引用(音楽でいうところのサンプリング)である。
そこでこの芝居にはバーレスクをもじってバーレスQというタイトルを付けた。
この脚本の真の主役は、ひょっとしたら様々な時代を通じて下北沢という街の人々の営みの背景で、ずっと鳴り続けていた踏切の音なのかも知れない。
なお敗戦の衝撃や労働運動の盛り上がりと衰退、東日本大震災と原発事故を巡る様々な動きなど、当時と現在では時代は違うが、価値観の軸がグラグラと揺れている点では、奇妙に通じ合うものがある。
そこに下北沢というキーワードを入れると、もうひとつ興味深い事実と遭遇する。
じつは現在下北沢で進行しているのは、小田急線の地下化だけではない。それと連動して補助54号線という新しい道路計画、区画街路10号線という名前の駅前広場の計画も進められている。このうち補助54号線は、なんと終戦翌年の1946年に計画されたものの、ずっと手つかずだったものが、小田急線の地下化決定と連動する形で、21世紀になってから改めて浮上してきた都市計画道路なのである。
僕は街のど真ん中を分断する補助54号線には、自ら名付けた“Save the 下北沢”というチームの一員として、2003年から異議申し立てをしてきた。
この脚本“バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜”は、それからちょうど10周年というタイミングで発表するものとなった。
*ウィキペディアによると、バーレスクとは「シェイクスピア等先行する文芸作品をパロディ化した茶番であり、一般的には、性的な笑い(艶笑、軽い下ネタの類い)のコントや、ヌードに至らない女性のお色気を強調した踊りを含めたショーのこと」とされている。
○「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』
脚本:志田歩
演出:いわいゆうき(無職FES主宰)
日時:2月24日(日) OPEN18:00 START18:30
場所:北沢タウンホール
チケット<全席自由>前売¥2,000、当日¥4,000
前売り券は志田の手元にありますので、メールなどでご一報ください。
ネット販売もしています。
https://ticket.corich.jp/apply/42832/
ちなみにその前日には、座長の主宰するイヴェントに音楽で参加します。
○第7回無職FES〜こんなこと、最初で最後だと思う〜」
芝居上演の前日に座長の主宰するもうひとつのイヴェントです。
こちらにはデュオで出演します。
日時:2013年2月23日(土) 18:30スタート(オープンは18:00)
場所:下北沢GARAGE
【出演】
志田歩 with kubotti
ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)
ロバートDEピーコ(林大、ぺぺ長谷川)
東方力丸
カレーまん
劇団ほぼ無職
瀬田俊
コタカネガティブと白井亘
ねもじー(NPO風雷社中)
他
【入場料】 前売券:1000円(1ドリンク付)、当日券:1500円(1ドリンク付)
【チケットの買い方】
会場のGARAGEで色々な方法で買えます。
・店頭販売:15時〜22時 GARAGE2階事務所にて販売しております。
・メール予約:yoyaku@garage.or.jpに、公演日・お名前・枚数を明記の上、送信下さい。チケット完了メールがお手元に届き次第、ご予約完了となります。
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2月10日 下北沢+被災地 命つなごうプロジェクト ご報告2013.02.11 Monday
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今年から「下北沢+被災地 命つなごうプロジェクト」の音楽部門の仕切りもお手伝いさせていただくことになり、人選から出演順までいろいろと手配して迎えた当日。
ライヴのトップは神座涅槃國(こうざねはんこく)。
彼らならではの場にいる人を巻き込む即興演奏に参加させていただいたことや、寸劇のために駆けつけてくれた「劇団ほぼ無職」の面々がいることもあってか、自分の出番も不思議なほどの圧倒的なテンション。ソロ・ライヴでは自己史最高潮の演奏ができた気がする。
今回の出演順は神座涅槃國、志田歩、劇団ほぼ無職、矢野忠+KOGU、そして国会議員の川田龍平さんと区議会議員の木下泰之さんの対談へという流れも素晴らしく、達成感を満喫しております。
自分の出番 PHOTO by KOGU
劇団ほぼ無職による寸劇
お子様も大喜びだった矢野忠+KOGUのライヴ
国会議員の川田龍平さんと区議会議員の木下泰之さんの対談
おかげさまで素晴らしい流れになりました。
来月以降もよろしくお願いします。
セットリスト
唄のアジト
裸のワルツ
Oh,Baby
陽気なプリズナー
カウンターの中で
光の中へ
以下、今月の予定です。
○第7回無職FES〜こんなこと、最初で最後だと思う〜」
芝居上演の前日に座長の主宰するもうひとつのイヴェントです。
こちらにはデュオで出演します。
日時:2013年2月23日(土) 18:30スタート(オープンは18:00)
場所:下北沢GARAGE
【出演】
志田歩 with kubotti
ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)
ロバートDEピーコ(林大、ぺぺ長谷川)
東方力丸
カレーまん
劇団ほぼ無職
瀬田俊
コタカネガティブと白井亘
ねもじー(NPO風雷社中)
他
【入場料】 前売券:1000円(1ドリンク付)、当日券:1500円(1ドリンク付)
【チケットの買い方】
会場のGARAGEで色々な方法で買えます。
・店頭販売:15時〜22時 GARAGE2階事務所にて販売しております。
・メール予約:yoyaku@garage.or.jpに、公演日・お名前・枚数を明記の上、送信下さい。チケット完了メールがお手元に届き次第、ご予約完了となります。
○「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』
脚本:志田歩
演出:いわいゆうき(無職FES主宰)
日時:2月24日(日) OPEN18:00 START18:30
場所:北沢タウンホール
チケット<全席自由>前売¥2,000、当日¥4,000
前売り券は志田の手元にありますので、メールなどでご一報ください。
ネット販売もしています。
https://ticket.corich.jp/apply/42832/
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“バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜”によせて2013.02.09 Saturday
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“バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜”によせて
小田急線の地下化工事により、2013年3月から下北沢地区の小田急線の踏切は姿を消す。
そんな時期だからこそ、下北沢の駅前をテーマにした脚本を書いてみたかった。
そもそものことの起こりは2012年の春。
「劇団ほぼ無職」の座長いわいゆうきと知り合ったばかりの僕は、彼から2013年2月の北沢タウンホールで、漫読家の東方力丸の協力を得た芝居を計画していることを伝えられ、即座に自分が脚本を書き下ろしたいと申し出た。
すでにある程度の構想はあった。
きむらけんさんが、“北沢川文化遺産保存の会”から出版した『「北沢川文学の小路」物語』というブックレットが、そのヒントである。
これは下北沢にまつわる文士達の記録を簡潔にまとめた労作で、音楽の街、演劇の街などといわれるようになる前の下北沢が、文士達の闊歩する街でもあったことを伝えてくれる。
そうした文士達の中でも、僕は特に太宰治の弟子で、終戦後に下北沢駅前の屋台で暴れていたという田中英光に興味をそそられた。
活字に飢えていた終戦後の日本では、“出版ブーム”が起き、当時は下北沢にも小さな出版社がたくさんあった。それは僕のイメージでは、下北沢にいろいろな音楽レーベルや音楽事務所が生まれていた音楽の世界で起きた80年代の“インディーズ・ブーム”に似ているような気もする。
ならば現在の下北沢駅前で活躍している東方力丸を、終戦後の下北沢駅前に放り込み、田中英光をはじめとする文士達と出逢わせてみよう、さらには戦前に萩原朔太郎が下北沢を原型として描いた妄想の「猫町」にも足を踏み入れてみようという形で、執筆は進んでいった。
思いついてから書き出すまでには、かなりの量の文献の読み込みが必要で、前述のブックレットを頼りに様々な資料を探していった。この脚本に登場する文士達のセリフの多くは、実際に残されている作品からの引用(音楽でいうところのサンプリング)である。
そこでこの芝居にはバーレスクをもじってバーレスQというタイトルを付けた。
この脚本の真の主役は、ひょっとしたらこの街にずっと響いていた踏切の音なのかも知れない。
なお敗戦の衝撃や労働運動の盛り上がりと衰退、東日本大震災と原発事故を巡る様々な動きなど、当時と現在では時代は違うが、価値観の軸がグラグラと揺れている点では、奇妙に通じ合うものがある。
そこに下北沢というキーワードを入れると、もうひとつ興味深い事実と遭遇する。
じつは現在下北沢で進行しているのは、小田急線の地下化だけではない。それと連動して補助54号線という新しい道路計画、区画街路10号線という名前の駅前広場の計画も進められている。このうち補助54号線は、なんと終戦翌年の1946年に計画されたものの、ずっと手つかずだったものが、小田急線の地下化決定と連動する形で、21世紀になってから改めて浮上してきた都市計画道路なのである。
僕は街のど真ん中を分断する補助54号線には、自ら名付けた“Save the 下北沢”というチームの一員として、2003年から異議申し立てをしてきた。
この脚本“バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜”は、それからちょうど10周年というタイミングで発表するものとなった。
*ウィキペディアによると、バーレスクとは「シェイクスピア等先行する文芸作品をパロディ化した茶番であり、一般的には、性的な笑い(艶笑、軽い下ネタの類い)のコントや、ヌードに至らない女性のお色気を強調した踊りを含めたショーのこと」とされている。
○「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』
脚本:志田歩
演出:いわいゆうき(無職FES主宰)
日時:2月24日(日) OPEN18:00 START18:30
場所:北沢タウンホール
チケット<全席自由>前売¥2,000、当日¥4,000
前売り券は志田の手元にありますので、メールなどでご一報ください。
以下でネット販売もしています。
https://ticket.corich.jp/apply/42832/
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今月の舞台「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説」とライヴ詳細2013.02.09 Saturday
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今月は「劇団ほぼ無職」の座長、いわいゆうきとのコラボの連発です。
○第19回 下北沢+被災地 命つなごうマーケットに弾き語りで参加します。
「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」を上演する「劇団ほぼ無職」による寸劇もあります。
日時:2013年2月10日(日)10時〜16時
場所:下北沢 真竜寺・道了尊(天狗のお寺♪)
東京都世田谷区北沢2−36−15
下北沢駅北口 徒歩5分
*投げ銭LIVE 11時〜13時
神座涅槃國(こうざねはんこく) http://soundcloud.com/kouzanehanland
志田歩 http://www.bekkoame.ne.jp/~shida-a/
劇団ほぼ無職 寸劇 http://hobomushoku.blog.fc2.com/
矢野忠 http://www.myspace.com/yanoo
*寺小屋プログラム(和室)時間:13時〜15時30分
川田 龍平(参議院議員)×木下 泰之(世田谷区議会議員)〜子ども・被災者支援法と脱原発について語る
参加費:500円(お茶付き)
*販売ブース
*体験ブース
*チャリティ物々交換市 『ありがとう縁市 』などあり!
○第7回無職FES〜こんなこと、最初で最後だと思う〜」
芝居上演の前日に座長の主宰するもうひとつのイヴェントです。
こちらにはデュオで出演します。
日時:2013年2月23日(土) 18:30スタート(オープンは18:00)
場所:下北沢GARAGE
【出演】
ジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)
ロバートDEピーコ(林大、ぺぺ長谷川)
志田歩 with kubotti
東方力丸
カレーまん
劇団ほぼ無職
瀬田俊
コタカネガティブと白井亘
ねもじー(NPO風雷社中)
他。
【入場料】 前売券:1000円(1ドリンク付)、当日券:1500円(1ドリンク付)
【チケットの買い方】
会場のGARAGEで色々な方法で買えます。
・店頭販売:15時〜22時 GARAGE2階事務所にて販売しております。
・メール予約:yoyaku@garage.or.jpに、公演日・お名前・枚数を明記の上、送信下さい。チケット完了メールがお手元に届き次第、ご予約完了となります。
○「劇団ほぼ無職」旗揚げ公演『バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜』
脚本:志田歩
演出:いわいゆうき(無職FES主宰)
日時:2月24日(日) OPEN18:00 START18:30
場所:北沢タウンホール
チケット<全席自由>前売¥2,000、当日¥4,000
前売り券は志田の手元にありますので、メールなどでご一報ください。
ネット販売もしています。
https://ticket.corich.jp/apply/42832/
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