-
THE MODS@SHIBUYA-AX2009.07.31 Friday
-
全国ツアーの最終日。新ドラマー、佐々木周加入後の彼らを見るのは初めてだったが、演奏も髪型もしっかりハマっていて、何の違和感もない。ダフ屋まで出るほどの盛況ぶり。年齢層は高めで子連れも少なくないが、タトゥ率の高い観客のテンションは圧倒的で、ダイブする者も。あげくの果てには、後ろからものすごい勢いで押されて、転んでしまったほど。
自分の年代としてはどうしても初期の楽曲に耳がいってしまうが、観客が声を出すタイミングをつかみやすい“観客参加型”の楽曲の作り方の巧みさに改めて感心させられた。
-
8/4に向けて2009.07.29 Wednesday
-
新橋ZZに向けて志田歩&Teazerのリハ。
先日弾き語りで披露した新曲「裸のワルツ」が、驚くべき変化を遂げて超アッパー・モードに突入!
今後のライヴの目玉となること必至の新曲の出来映えを、ぜひご覧ください。
8/4 (火)新橋ZZ
港区新橋4−31−6−B1
03−3433−7120
予約 2000円 / 当日 2500円 /Drink別
開場 6時半 開演7時半
< 出演 >
志田歩&Teazer、えじら
僕らの出番は7時半〜
なお、この日のライヴは大変な混雑が予想されますので、可能な方はお早めのご来場をお願いいたします。
メール予約はshida-a@pis.bekkoame.ne.jpにて受付中。
-
フランキー大作戦2009.07.25 Saturday
-
リリー・フランキーさんのイラストで、“Save the 下北沢”“下北沢商業者協議会”“まもれシモキタ!行政訴訟の会 ”の三団体連名による意見広告ポスターが完成! 僕も三団体の有志と共に下北沢のいたるところに配布し、お店の方に貼っていただいている。
思い返してみれば“Save the 下北沢”が始まったのが2003年の末。“商業者協議会”が発足したのが2005年の12月。そして“まもれシモキタ!行政訴訟の会 ”による提訴が2006年9月。この問題に関わる人の層はどんどん広がっていった。そしてこの共同アクションにより、この三団体はかつてない強さの連携を結びつつある。約5年半この問題に関わってきた僕としては、二周目のサイクルが始まったような気分だ。
街の人々はもちろんのこと、選挙演説で下北沢を訪れた候補も、このポスターはきっと目に入るだろう。僕はこのアクションを勝手に「フランキー大作戦」と呼んでいる。
-
頭脳警察記者会見2009.07.22 Wednesday
-
初台ドアーズにて頭脳警察の記者会見。
18年ぶりのニュー・アルバム『俺たちに明日はない』を10/21にリリースすることが決定し、そこからの新曲も披露してくれた。11/7からは瀬々敬久監督によるドキュメンタリー映画の公開も決定しており、ようやく本格的に動いてくれそう。
六人編成での「銃をとれ」は、あまりにカッコ良くてビビりました。
-
水車むら合宿2009.07.11 Saturday
-
静岡県藤枝市の水車むらへ。
ここには1983年4月の水車むら開きの前から、大学の室田武ゼミの一環として建設作業の段階から関わり、その後もゼミ合宿で使わせていただいた思い出の場所。今回は子連れも含めて総勢10名の知人が集うことになった。 吊り橋を渡ると合宿所。安全なのは分かっているのだが、ものすごく揺れるので、つい怖々と渡る。でもお子様は遊園地のアトラクション気分で大喜び!
僕が室田ゼミに入るきっかけは当時のMUSIC MAGAZINE。Phewと栗本慎一郎の対談に出てきた室田武という学者が、たまたま自分の大学にいると知り「面白そうだな」と好奇心をそそられたという極めて軽いノリだった。とはいえ80年代前半にここで始まった営みは、エコロジー、反原発の流れの中で大きな役割を果たしており、卒業後にまるで別の場所で知り合った方の中にも、水車むらと関わりのある人がいたりする。
四半世紀ぶりに現地にバイクで向かっていると“東名高速全線開通40周年”という文字が目に入ってきた。なるほど、東名高速の開通もMUSIC MAGAZINEの創刊も、終戦から約四半世紀後、高度経済成長後半の1969年。水車むら開きはそれから14年後。当時の僕は単純に新しくておもしろい動きだと思っていたのだけれど、戦後に猛烈な勢いで変化が起き、それに対する反省も込めて新しい価値観を打ち出そうという動きだったのだ。時間が経ったことで、そういう流れが、よりリアルに感じられるような気がした。
(一方で世の中には、1946年の都市計画決定を原型として下北沢の街をまっぷたつにする補助54号線のような、状況の変化に対応していない動きもあるけれど……)
久しぶりとはいえ、何回も行った場所なので大丈夫だろうと高をくくっていたら、藤枝市内に入ってから完全に道を間違えてしまい、10キロ以上も山道を引き返すハメに。Yahoo!の地図はプリントアウトして持参していたのだが、ほとんど役に立たなかった( ̄ー ̄*)。藤枝市街地の観光案内所では、詳しい地図を配布していたようだ。都市生活者モードのまま、現地に行こうとした僕が甘かったと反省。
到着すると、すかさず水車むらの主、臼井太衛さんがビールをふるまってくれる。なんと臼井さんは四半世紀ぶりなのに、僕の名前も顔もしっかり覚えていてくれた!
臼井さんは今年で73歳……ということは学生時代に僕がお世話になった時は、ちょうど今の自分と同じ年代だったことに、気がついた。
そこに近隣の方が川で釣ったばかりの鮎を届けてくれ、鮎の塩焼きで、贅沢な宴の幕開きである。
料理隊長のKは、奥只見で丸太の皮を剥くところから自分の手で建てたログハウスに住むアウトドアの覇者。薪で大釜を焚けるというので、嬉々として腕をふるってくれた。特に子供達に受けたのは、彼らが川で手づかみで捕まえてきた沢ガニの天ぷらだった。こんな体験をさせることができる場所は、なかなかないんじゃないかな?
当然のごとく、この日はデスマッチで飲み続けるうちに夜は更けていった。
そして12日の朝。
朝食後はまず、水車むらの建設に尽力された故人のお墓参り。ご家族が住んでいるところからすぐそばにお墓があるというのは、自分の周りには無いことだけれど、生活感としては非常に自然な気がした。そこから水車むらに戻って、今度は石碑の除草作業。みごとにキレイになりました!
でもまだ午前中、昼食までの時間を利用して、今度は臼井さんの案内で温泉へ。
ものすごい賑わいだった。
この施設は「ふるさと創生一億円事業」で建設されたという。無駄遣いの典型として揶揄されることも多い制作だったけれど、少なくともこの施設については有効活用といえますね、などと話しながら汗を流すうち、臼井さんは「2012年には水車むら30周年の一大イベントをやりましょう!」と言い出した。その時はギターも持ってこようかな?
昼食は水車むらの中にあるたろべえじゅ。
玄米と野菜を中心とするバイキング形式で、次々とおかずが出てきて、何回もおかわりしてしまいました。お店の建物も内装も食器もすごく凝っていて、店内は満員!!
学生時代の友人と臼井さんと濃密な時を過ごすことができて、非常に楽しかった。水車むらには今後も行く機会を作りたいものだ。
-
映画「アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ」2009.07.01 Wednesday
-
リュック・ベッソン製作&脚本、様々な人種が入り乱れるパリ郊外の危険地帯、パンリュー13地区で生まれ育ったレイト(ダヴィッド・ベル)と潜入捜査官ダミアン(シリル・ラファエリ)が主役を務めるアクション映画の第二弾。
“スタント、ワイヤーを一切使用しないアクション映画”というのが売りなので、そうした楽しみ方も可能。
だがこの脚本はなかなかにひねりが効いている。
設定は2013年の近未来。パンリュー13地区の中では、チャイニーズ、黒人、スキンヘッドのネオナチ、アラブ人、ジプシーのギャング団が、それぞれに競い合っている。この地域の住民をギャング団もろとも強制的に立ち退かせ、建物を戦闘機のミサイルで破壊し、その後の建築ラッシュにつけこんで利権をあさろうとする政府高官の陰謀に、主人公が立ち向かうというのが、おおまかなストーリー。
「話しても分からないウジ虫どもを一掃して、景気を高揚すれば、次の選挙は安泰ですよ」と大統領をそそのかす政府高官は、いわば「安心安全のまちづくり」という美名のもとに行われる巨大な利権漁りの過激なデフォルメとも言える。これに対抗して二人の主人公が、五大ギャング団を結束させ大暴れしていく。
めちゃくちゃ極端な描き方だけど、なんだか身近なテーマに感じられる。
もちろん下北沢は決してギャングの巣窟ではない。
運動の当事者だって、“Save the 下北沢”の代表、下平は飲食店のオーナーだし、仲間の中には極めて優秀な弁護士もいるし、企業の社長さんもいるし、この街に生まれ育って極めてまっとうに会社員としての務めを終えた先輩方もいる。
だがそれと同時に、フリーで原稿料を糧にしている僕のような輩がいるのも事実。
むしろそのように社会的な階層が異なる人々がいっしょに動いているのが、下北沢の運動の特徴だと思う。
まぁ言ってみれば、納めている税金も少ないウジ虫担当(苦笑)の僕からしてみれば、今のシモキタ問題には、“コミュニティに対する冒涜”、さらに僕流にデフォルメするなら“貧しい奴らがのさばりにくい環境を作るのが是か否か”という側面もあるように感じているので、ついついこの映画を観ていて喝采を贈りたくなってしまったわけである。
決してシリアスな映画ではない。チョー過激なエンディングには、真面目な方は眉をしかめるかも知れない。しかし建築家に対してのきついジョークまでさりげなくかますところも含めて、このギャグのセンスは、僕としては断固支持するしかない。
9月19日からロードショー公開
< 前のページ | 全 [1] ページ中 [1] ページを表示しています。 | 次のページ > |