-
濃密な一日2009.05.31 Sunday
-
ジェフ・バックリィの原稿を朝いちで書いた後、正午からスタジオ入りで、喉と脳を歌モードに切り替え。
午後一時からりゅう王位戦に参加。
ライヴ会場への入り時間の都合で、あらかじめ決勝には出られない前提だったので、せめて得点でトータル・プラスにしようという位の気持ちだったのだが、開始直後に遅刻戦法の下平氏に親ッパネを振込み、ズタズタの敗北。
ライヴと掛け持ちで勝てるほど麻雀は甘くない!
午後5時半、NAKED LOFT会場入り。
開場までの時間に、司会を務める生江有二さんと意気投合して喋りまくる。
第一部のトークは、一時間というワクの中で、和気優、僕、作家の三谷晶子さん、AV女優のみづなれいさんという個性的な顔ぶれが集ったため、とても面白かったが時間がもっと欲しかった感じ。
第二部はまず、和気優率いる「カラス」のライヴ。弾き叫び集団というコンセプトのもと、いっせいにアコギをかき鳴らす光景は、グレン・ブランカのギター・シンフォニー並みのインパクトにお下劣パワーが加わり、思わず笑ってしまうほどの光景。
そして高野こうさんじの創作ライヴ書道に続いて、僕の弾き語りの出番はなぜかイヴェントのラスト!
弾き語りならぬ弾き叫びの覇者、和気優が集団でステージを決めた後に、独りで歌うというのは、正念場以外のなにものでもない。
とはいえ、じたばたしても仕方が無いので、和気優の本『少年院ロックシンガー』のイヴェントであるという前提のもと、あえて絶叫系の曲のみで勝負!
セット・リスト
1 ハッピーエンドを蹴飛ばして
2 BOYS ON THE EDGE〜ぼくらは(玉置浩二)
3 光の中へ
結果的には客席からコール&レスポンスで応えてくれる人達の加勢もあって、勤めを果たすことができたように思う。
新大久保駅前に移っての打ち上げでは、和気優と僕でみずなれいさんをはさみ、鼻の下を伸ばしたり、某編集者と「いけちゃんとぼく」についてディープに話し込んだり、カラス軍団の方々と檄を飛ばし合うなど、素晴らしい時間を過ごし、27時解散。
和気優御一行とタクシーで下北沢に戻ってからは、独りで今日が最後の営業日となる西口の「ぐ」へ。コアな顔ぶれが最後の夜を惜しんでいたところに乱入!
♪この夜を永遠と刺し違えていこう♪モードで、ウルトラ・ディープに語り合う。どうしてもこの夜でなければ、できない会話があるのだ。蕾さんをはじめとするスタッフ、関係者のみなさま、本当にご苦労様でした!
気力と体力が必要な一日ではあったけど、この日の出会い、会話、そしてステージの体験は、今後の大きな財産になるという確信がある。
8月以降のアクションにぜひご注目ください。
-
さて本日2009.05.31 Sunday
-
昨日はジェフ・バックリィの2枚組DVD「グレース・アラウンド・ザ・ワールド」のレヴューにまるまる費やし、途中で力つきる。日付が変わってから改めて書き直して、ようやく一段落。思い入れが強いアーティストだけに、読みやすいレヴューとして必要な解説的な要素と自分の感情の揺れ動きの出し方のバランスに苦労してしまった。
今日は昼はりゅう王戦に第五代りゅう王として参加。
そして夜はこれ!
5/31 (日) 新宿NAKED LOFT http://www.loft-prj.co.jp/naked/map.html
新宿区百人町1-5-1百人町ビル Naked Loft
03−3205−1556
下北沢での心強い仲間である和気優が10年間繰り返してきた少年院ツアーの記録を綴った処女作「少年院ロックシンガー」の発売記念イヴェント。
様々なジャンルで本を書いている方達が集まったトークとライヴの二部構成。
僕はトークとソロ・ライヴ(20分弱)の両方で出演します。
悩みない人、お断り! 本音・本気で語り合う夜
〜どんな心の叫びにも、熱く優しく応えます〜
開場18:30開演19:30
前売/当日¥1,500(飲食代別)
第一部 トーク
・自己紹介、著作紹介、過去・現在・未来の活動
・なぜ書くのか、書くとはどういう行為なのか
・「本音・本気」の質疑応答
第二部 ライヴ
・ 和気優率いる「カラス」ライヴ
・ 高野こうじの創作書道
・志田歩ソロ・ライヴ
司会・進行
生江有二(ノンフィクション作家)
出演
志田歩『玉置浩二 幸せになるために生まれてきたんだから』
和気優(ミュージシャン)『少年院ロックシンガー』
高野こうじ(創作書家)『流されず流れてゆく。』
三谷晶子(作家)『ろくでなし6TEEN』
みづなれい(AV女優)スポーツ新聞や雑誌でコラム、小説を連載
では、現場でお会いできるみなさま、よろしくお願いします!
-
パティ・スミスとジェフ・バックリィ2009.05.29 Friday
-
昼は渋谷にてパティ・スミスを描いたドキュメント映画「ドリーム・オブ・ライフ」の試写会。
説明的な要素をかなり省いているのが、逆に感覚でとらえる柔軟さを持っている人には、入り込みやすいアーティスティックな作りだった。もちろんファンは必見でしょう。
8/29から全国で順次公開。
夜はMUSIC MAGAZINEのレヴューのためにジェフ・バックリィの2枚組DVD「グレース・アラウンド・ザ・ワールド」を堪能。観ている間、ずっとどきどきしてしまうほどの極上のお宝映像。セカンドをお蔵入りにしてしまういきさつなどには、つい玉置浩二を連想しまう。妥協を許さず即興的な閃きに心身を明け渡すスケールの大きさは、両者に共通しているように思う。もっともっとこの作品に酔いしれていたいと思うと、レヴューを書き上げるのがもったいなくなってしまう。
昨日は素晴らしいメンバーとお客さんに恵まれている幸福を噛み締め、今日は大好きなもの三昧!
月末の原稿とライヴ二本が重なり、慌ただしくはあるものの、我ながら贅沢だな〜。
-
ありがとう!!!2009.05.28 Thursday
-
本番での場の盛り上がり、リスペクトしまくっていたダディさんとの会話、打ち上げでのしゅんすけとの会話など、もろもろ含め、めちゃくちゃ幸せな時間を過ごすことができました。
雨の中ご来場のみなさま、ありがとうございました!
今後もZZとは、すてきなおつきあいをさせていただくことになりました。
乞うご期待!!
志田歩&Teazerセットリスト
SE 空へ(カルメン・マキ&OZ)
1 THE POINT OF NO RETURN
2 9月のカナリア
3 ハッピーエンドを蹴飛ばして
4 カウンターの中で
5 懲りない夜に
6 BOYS ON THE EDGE〜ぼくらは(玉置浩二)
7 光の中へ
8 最後のライオン
9 地上のリンカク
-
いよいよ明日2009.05.27 Wednesday
-
スタジオの自主トレで新曲を体に馴染ませる。
いよいよ明日、僕にとってZZのオーナーのダディさんは、かつてカルメン・マキ&OZの作詞家として「こんな凄い歌詞がすでに日本のロックにあるんだったら、自分は何を歌えば良いんだ?」と考え込むくらいに深刻な影響を与えてくれた人だ。そのダディさんの店でライヴをやるという企画が、半年がかりでようやく実現する。
今回はその影響も含めて自分の歌詞を思い切りぶつけていこうと張り切っていますので、どうぞよろしくお願いします。
◯5/28 (木)新橋ZZ
港区新橋4−31−6−B1
03−3433−7120
予約 2000円 / 当日 2500円 /Drink別
< 出演 >
19:30 志田歩&Teazer
20:30 しゅんすけSwingin' & THE HOT FOOD
そして週末には
◯5/31 (日) 新宿NAKED LOFT http://www.loft-prj.co.jp/naked/map.html
新宿区百人町1-5-1百人町ビル Naked Loft
03−3205−1556
下北沢での心強い仲間である和気優が10年間繰り返してきた少年院ツアーの記録を綴った処女作「少年院ロックシンガー」の発売記念イヴェント。
様々なジャンルで本を書いている方達が集まったトークとライヴの二部構成。
僕はトークとソロ・ライヴ(20分弱)の両方で出演します。
悩みない人、お断り! 本音・本気で語り合う夜
〜どんな心の叫びにも、熱く優しく応えます〜
開場18:30開演19:30
前売/当日¥1,500(飲食代別)
第一部 トーク
・自己紹介、著作紹介、過去・現在・未来の活動
・なぜ書くのか、書くとはどういう行為なのか
・「本音・本気」の質疑応答
第二部 ライヴ
・ 和気優率いる「カラス」ライヴ
・ 高野こうじの創作書道
・志田歩ソロ・ライヴ
司会・進行
生江有二(ノンフィクション作家)
出演
志田歩『玉置浩二 幸せになるために生まれてきたんだから』
和気優(ミュージシャン)『少年院ロックシンガー』
高野こうじ(創作書家)『流されず流れてゆく。』
三谷晶子(作家)『ろくでなし6TEEN』
みづなれい(AV女優)スポーツ新聞や雑誌でコラム、小説を連載
*5/31公演の前売りは、お店への電話予約とローソンチケットにて(Lコード:36128)。
*「少年院ロックシンガー」という本自体も、本当にすばらしい内容ですので、ぜひご覧ください!
今日はこれから新生NOWHEREを観に行ってきます。
-
コミック雑誌なんか要らない〜まもれシモキタ!行政訴訟第13回口頭弁論2009.05.26 Tuesday
-
「まもれシモキタ!行政訴訟の会」の第13回口頭弁論
午後三時半@東京地方裁判所103大法廷
今回もあまりに面白すぎるやり取りがあったのでお伝えしたい。
前半は行政の裁量権を巡る議論。
これは僕の判断でおおざっぱにいうと、具体的な証拠を出せば出すほど、つじつまが合わなくなっていくのに焦った被告行政側が、細かい事実関係のやり取りをうっちゃって、唐突に行政が何をやるか任されている範囲について主張したのである。
これに対し斉藤驍弁護団長は、行政の裁量権を巡る学説の経緯を、噛んで含めるような語り口で、ひたすら丁寧に、しかし被告の主張がいかに雑なものか分かるように、厳しく説いていく。
法廷での斉藤驍弁護団長は、怒らせると怖いキャラクター。
一方で神妙に頭を垂れながらその言葉に頷く被告側の代理人は、まるで出来の悪い論文を指導教官に叱られているゼミ学生のようだ。
その後は石本伸晃弁護士の追求である。
補助54号線の予定地のうち、すでに事業認可がおりた第一期工区だけでなく、第二期第三期の車道と歩道の振り分けなどを予定した図面の提出を被告に求めると、「まだ事業認可がおりていないので無い」というなめた答。とにかく具体的な証拠を提出するとボロが出るため、ひたすら何も出さずにおこうという作戦のようだ。
事業認可後と同じ体裁の図面ではなく、第二期第三期の計画が分かる図面を出すように求めているのだが、「無い」と言い張り続ける。
そこで業を煮やした石本弁護士はこう言った。
「その類いの書類は一切ないということで、調書にとっていただいて良いですか?」
グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!ザクッ!!!!!
この瞬間、僕には石本弁護士の言葉が被告代理人の胸に突き刺さる音が聞こえたような気がした。
彼の表情は凍り付き、明らかに狼狽し、言葉はしどろもどろになってしまった。
なぜか?
裁判所でのやり取りは、全部が記録に残されるわけではない。しかし調書に記録されたことを後から否定すると、法廷でウソをついたことになってしまうのだ。
石本弁護士はいつも表情はにこやかで、口調も穏やかなまま。
日頃暑苦しいとばかり言われている僕からしたら、実に妬ましいほどの爽やかイケメン・キャラである。
しかしその言葉の切れ味は鋭利そのもの!
被告は結局、裁判官に促されて証拠の提出を確約するハメとなった。
まったくギャグ・マンガのようなやり取りだが、これは実際に法廷で起きていることなのだ。
話はいきなり飛ぶ(ようで実は飛ばない)が、頭脳警察に「コミック雑誌なんて要らない」という曲がある。
その歌詞は、自分のまわりで起きていることがあまりにもマンガじみているから「コミック雑誌なんて要らない」という内容だ。この時の光景のBGMに、あまりに似合うので、つい日記の見出しにしてしまった次第。
口頭弁論終了後、僕が石本弁護士に「調書にとっていただいて良いですか? って言葉を流行語にしたいですね」と軽口を叩いたのは言うまでも無い。
これについては調書をとっていただいても、良うござんす。
次回口頭弁論は9月1日、午後3時半より。
-
リアム・オ・メンリィ@渋谷DUO MUSIC EXCHANGE2009.05.19 Tuesday
-
山口洋のゲスト出演にも惹かれて観に行ったところ、会場に入ると、最前列に空席を発見し、「俺が聴いてるよ」モードに突入。
リアムは以前フジロックで観た時に較べても、天然さに磨きがかかった感じで、ジャケットを着てるのに裸足というヴィジュアルがなんとも独特だ。
アカペラで始まり、ボーラン、笛、親指ピアノ、アコースティック・ピアノなど、楽器を持ち替えつつ、演奏していく。それなりの年齢になっているはずなのに、ロックの範疇を軽々と逸脱する佇まいは、なんだか妖精のよう。
とはいえ後半の山口とのセッションになると、山口はリアムよりいっそう若く見える張り切りぶり。ヤイリのエレアコで、リアムを見つめつつ切り込んでいく。彼のギターの腕前の凄さは、今さら言うまでも無いが、いわゆるスタジオ・ミュージシャン風の振る舞いとは対極のキャラクター性をむき出しにしているのが痛快だった。
-
和気優と共に街頭にて2009.05.17 Sunday
-
“まもれシモキタ!行政訴訟の会”による5月26日(火)の第13回口頭弁論の宣伝で、下北沢駅前に結集して機関誌を配布。
強い風が吹く中ではあったが、この日から新しいのぼりが登場し、一段と鮮やかになった。
僕がこの問題にとっこんでから6年になるが、“訴訟の会”に“Save the 下北沢”と“商業者協議会”の人々が協力しての大々的な街頭宣伝で、新しいサイクルが始まったような背筋の伸びる思いを感じた。
そんな中に、強力な助っ人が登場!!
チベットチベットのオーナーであり、ジャック・ナイフを経て、現在は弾き語りを中心にライヴを行っている和気優。
どーよ、この迫力?
のぼりを持っているだけで百人力の頼もしさである。
27日には彼が10年間繰り返してきた少年院ツアーの記録を綴った処女作「少年院ロックシンガー」が青志社から発売になる。
それを記念して31日にはNAKED LOFTでトーク&ライヴのイヴェントがあり、僕もそこにはトークとソロ・ライヴでの出演を御呼びいただいている。早いもので和気さんとライヴでご一緒するのは、これで四回目になる。
司会・進行はノンフィクション作家の生江有二、
僕の他の出演者は
和気優(ミュージシャン)『少年院ロックシンガー』
高野こうじ(創作書家)『流されず流れてゆく。』
三谷晶子(作家)『ろくでなし6TEEN』
みづなれい(AV女優)スポーツ新聞や雑誌でコラム、小説を連載
と、それぞれの分野での活躍と並行して著作活動も行っている方々です。
ということで
28日はTeazer@ZZ、
31日はトーク&ソロ・ライヴ@NAKED LOFTと日程が近いですが、どうぞよろしくお願いします。
-
懲りない夜に2009.05.10 Sunday
-
5/28の新橋ZZのライヴに向けてTeazerのリハ。
僕にとってZZのオーナーのダディさんは、かつてカルメン・マキ&OZの作詞家として「こんな凄い歌詞がすでに日本のロックにあるんだったら、自分は何を歌えば良いんだ?」と考え込むくらいに深刻な影響を与えてくれた人だ。そのダディさんの店でライヴをやるという企画が、半年がかりでようやく実現する。今回はその影響も含めて自分の歌詞を思い切りぶつけていこうということで、このバンドで初めてやる曲もあるし、ようやく曲名が決まった新曲「懲りない夜に」も書き下ろした。(歌詞はhttp://www.bekkoame.ne.jp/~shida-a/blackandblue.htmに掲載)
しかもこのライヴから、Teazerの担当パートは、新たなシフトをひくことにしたので課題は山積み。
時間が足りなくなるのではないかと心配だったのだが、見事にメドが立って一安心!
改めて素晴らしいメンバーに恵まれている喜びを噛み締めた。
5/28 (木)新橋ZZ
港区新橋4−31−6−B1
03−3433−7120
予約 2000円 / 当日 2500円 /Drink別
< 出演 >
19:30 志田歩&Teazer
20:30 しゅんすけSwingin' & THE HOT FOOD
*予約してくださる方は、お店への電話、僕へのメール、あるいはこのブログでのコメントのいずれかでお願いします。
-
FOOLS ワンマン@高円寺ShowBoat2009.05.09 Saturday
-
伊藤耕がいきなり金髪のモヒカンに変貌していてびっくり!
「これはモヒカンじゃなくてアイスラッガーなんだよ」と冗談をかますあたりは相変わらずだが、ハーフコートを着るとまるで別人のよう。とにかくやたらとかっこいい。
先月のアースドムで珍しく披露した「CHINA BLEEDS」は、かなりアレンジに手が加えられていた。
さらにザ・ポップ・グループを彷彿させるアヴァンギャルドなファンク・ナンバー「戦争反対」もやってくれたのには、またびっくり。僕自身がこの曲をライヴで聴いたのは、多分初めてのはず。
ゲストにDr.Tommyを迎えた即興の掛け合いも、じっくり聴かせる。
休憩を挟んで二部は、川田良の息子をドラムに迎えてのジャム・セッション。
若いけどかなりの実力派で演奏のテンションはかなり高く、良さんが実に嬉しそうにギターを弾いていた。
もう一度休憩を挟み、三部で怒濤のファンク攻勢となると、もはや場内は異界のような密度に。
即興的な要素もだいぶ増え、ライヴごとに新しいチャレンジを行う姿勢が、なんとも頼もしい。
この充実ぶりは半端じゃない。
終演後も興奮冷めやらぬ初対面の観客と、そのまま場内で歓談。
今のFOOLSには、人と人の距離を近づけてしまうマジックがある。
< 前のページ | 全 [2] ページ中 [1] ページを表示しています。 | 次のページ > |