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FIGHT FOR RIGHTS Vol.292007.12.27 Thursday
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全体の進行が押したため、終電間際どころか、
自分たちの出番の後は電車がないのは当たり前と言う状況に。
そんな時間帯でもお客さんはけっこういてくれて、
サルサ・ガムテープのマサとも久々のセッションということで、
ステージは思い切りアッパーな感じで攻めるものに。
自分のミスで外すところは外してしまったり、ノドはばてていたりしたけれど、
ここまで思い切りやれれば、悔やむ要素は皆無!
なんとか自分たちの勢いでフロアの状況を生み出せた手応えを感じている。
遅い時間までおつきあいいただいた客席の皆様、スタッフのみなさま、
そして長丁場の拘束時間につきあってくれたTeazerのメンバーに大感謝!
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近くて遠い友人のご家族に向けた手紙2007.12.26 Wednesday
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こんにちは、志田歩です。
その後、いかがお過ごしでしょうか?
今年発表した新作のCDをお送りさせていただきます。
はじめは自分では意識していなかったのですが、
今回の作品にもJさんが大きく影響していることを知人から指摘され、
そう意識してみると、本当にその通りだな、と自分でも痛感し、
ぜひみなさまにもお届けしなければ、と思い、
こうした形でお届けさせていただくことにしました。
ご家族の方を前にして図々しいものいいに響いたら申し訳ありませんが、
Yさんの申し出で実現した2003年の集まりを経て、
Jさんの存在は、僕が現在やっていることの原点として
定着したような感覚があります。
不思議に思われるかも知れませんが、
顔を見たり話したりすることはできなくなってから、
もうすぐ四半世紀にもなる今になって、
いつもそばで見守っているような安心感を与えてくれているように感じます。
これからも彼から渡されたバトンを
落とさずに進んでいこうと思います。
みなさまもどうかお元気で、どうか良いお年をお迎え下さい。
2007年12月26日 志田歩
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区議と見るソウル・フラワー、そしてLOUDS2007.12.15 Saturday
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14時〜17時 “Save the 下北沢”の定例会。
今回は自分が切り出したテーマの議論に時間を費やしたこともあって、
少々テンパり気味。
17時から木下区議と“守れシモキタ!行政訴訟の会”の機関誌の原稿打ち合わせの後、
木下さんと共に恵比寿のリキッド・ルームにてソウル・フラワー・ユニオン。
関係者のはからいで、自分が出る12/26のイヴェントのフライヤーもしっかり折り込みされていた。
感謝!
ライヴは珍しく新曲が無かったものの、ワイルドな「モノノケと遊ぶ庭」を堪能。
隣の木下さんもエディット・ピアフのカヴァーや「満月の夕」で、
思い切り声を出し盛り上がっていた。
終演後は みるく に移動して、
西村茂樹の新バンドLOUDS(西村茂樹、伊藤秀孝、ヤマジカズヒデ、サワサキヨシヒロ、須藤俊明 )を見る。
このバンドは今夜が初陣だが、なんと池袋でライヴを終えた足で、恵比寿に移動して、
一晩に2ステージという張り切りぶり!
ネーミングから分かるように、僕自身80年代の半ばによく見ていたTHE LOODSの発展系ともいうべきサウンドを、ツイン・ギターでラウドに畳み掛けてくる。
自分の過去を引き受けると同時に、懐古的にはならない逞しさを感じた。
終演後に聞いた話では、モニター状況はかなり過酷だったらしいが、
「LOUD MACHINE」のLOUDSヴァージョンなどには、僕も激しく盛り上がってしまった。
西村茂樹と初めて知り合ってから、すでに20年以上。
メチャクチャ礼儀正しいパンクスだという印象は、ずっと変わらない。
今年は彼自身もTHE LOODSの復活&ラスト・ライヴ〜LOUDS結成と大きな変化があったわけだが、その途中では彼の入籍前夜に、志田歩&Teazerの『最後のライオン』のレコーディングで、「ハッピーエンドを蹴飛ばして」のコーラスにゲスト参加してもらったりもしている。
不思議だが大切な縁。
彼の今後の動きには、僕自身も大きく刺激されそうだ。
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23歳で散ったあなたに 映画「コントロール」を観た日2007.12.11 Tuesday
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13時 渋谷にて「コントロール」の試写会。
監督はアントン・コービンで、ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスを主人公にしたドキュメント映画。音の使い方が抜群で、イアン・カーティスがセックス・ピストルズのマンチェスター公演で衝撃を受ける場面など、凄いリアリティ。彼が憧れていたデヴィッド・ボウイの使い方も、時代考証がしっかりしているのは、さすがに音楽畑の人物による監督作品だと納得。
そしてジョイ・ディヴィジョンの演奏場面が衝撃的なまでにかっこよく、改めて作品を聞き直そうと決意。監督の思い入れの強さが、素直に伝わってきた。
映画としてはルイ・マルの「鬼火」を連想した。
共通点1 主人公が最後に自殺する
共通点2 モノクロの映像が美しい
共通点3 音響の使い方に、並々ならぬ神経をつかっている
見終わってすぐに、仕事としてこの映画を紹介したいな、と思った。
と同時にイアン・カーティスが死んだのが、23歳の時だったと気がついて、
僕自身も自殺により失った友人Jが23歳だったことを不意に思い出す。
実は僕にとって「鬼火」は、Jを失った直後に、何かに取り付かれたように名画座で繰り返し見た映画だった。
15時半 京橋に移動し、「ネガティブハッピー チェーンソーエッヂ」の試写会へ。
これは滝本竜彦の原作を、北村拓司監督が初長編として製作したもの。
最初は荒唐無稽なアクションに感じたが、
物語が進行するにつれ、これもバイク事故で死んだ友人の後ろ姿を、自分の心の中で追い続ける少年の物語であることに気がつき、不思議な気分になる。
僕がバイクにのるきっかけは、Jの影響だったし、
映画の中では残された主人公達が、死者の残した詩に曲を付けるが、
僕が最後にJとあった時、彼が僕に手渡した自作の詩集は、形見になってしまったのだ。
偶然はこれだけではなかった。
この日の夜は、丸の内で厳しい闘病生活を終え、関西から出てくる大学時代の友人Tを囲む同級生の集まりがあり、そこにやってきた6人のうち2人とは、なんと23年ぶりの再会だったのである。
この日久々に集まった同級生は、闘病を乗り越えたTを励まそうという優しさの持ち主ばかりとあって、全員が素晴らしい面構えだった。
帰宅途中、下北沢で呑んでいるとの連絡を受け、
ライヴ後の近藤智洋、それに飛び入り出演した塚本晃、そして石毛さんと呑み……。
一歳年上だったJが亡くなってから24年。
今の僕はJが散った時のちょうど倍の年齢になった。
今の僕にとって、Jのことはすでにトラウマではない。
今の僕の一部を成す存在として、ずっとそばにいるような親しさを感じている。
そしてそんな安心感の中から、次に自分が取り組むテーマが現れてきそうな予感がしている。
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忘年ライヴ決定2007.12.03 Monday
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Fight For Rights Vol.29
12月26日(水)午後8時開場 8時半開演(オールナイト)
志田歩&Teazerは23時15分〜23時45分に出演
前売・予約¥2300+ドリンク代 当日¥2800+ドリンク代
渋谷 THE GAME
03-3496-1336
ネット・ラジオ出演でもお世話になったJAPONICUS主催のイヴェント
オープニングに登場するのはラジオでトークを交わした かしわ哲さんの率いるサルサ・ガムテープです。
今回の志田歩&Teazerは
志田歩 vo,g 久保昭二 g QRE b 伊藤孝喜 ds という男性4人のみ。
エレキ・ギターでの爆音モードです。
Bands 出演:
志田歩 & Teazer
FEDERICO MIRANDA (from Costa Rica) featuring with DJ NORIO
浅草ジンタ
サルサ・ガムテープ
PHUGO
EKD
DJs出演:
CARIBBEAN DANDY DJ Set
藤井悟 a.k.a. SATOL F.
RYOH a.k.a. PACHUCABRAS (LONDON NITE)
& many more!
Barrio Squat DJ Set (B1FL):
未来世紀メキシコ, PACHUCABRAS, JAPONICUS
詳細はJAPONICUS ホームページにて
チケット予約は、以下から直接志田までお願いします!
shida-a@pis.bekkoame.ne.jp
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あまりにもいろいろなことが…2007.12.03 Monday
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ホームページのリンクの張り方が飲み込めてきたので、
ようやく自分のサイトでも年末のライヴの告知をアップできた。
ちょっとここのところ、いろいろなことがありすぎて、どこから書いてよいか分からない状態。
弟夫婦に娘が生まれたと書いたら、今度は僕のオジが亡くなった。
今日はこれからお通夜。めでたいことばかりではなく、この世界は世代が入れ替わって進んでいくのだな、という思いを実感する。
この件とならべて書いちゃうのもどうかなと思うのだが、
今年の僕にとっても、非常にお世話になった玉置浩二のツアー・ファイナルを11/30に見た。
旭川での公演に比べると、曲順が変わっていて、ダイナミックな印象だったのだが、
ツアー終了後には、玉置氏の離婚が発表された。
昨年の本の出版にあたっては、玉置さんと安藤さと子さんの両名には、
とてもお世話になったので、複雑な心境である。
それと並行して書いていたのが、MUSIC MAGAZINE1月号に掲載するジョン・レノンの原稿。アーティストとして、人としての業について、僕なりに気がついたことを綴っていったのだが、
安定することを求める一方で、別の展開を宿命的に迎えてしまう者の凄みを感じる。
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