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稲生座にて2007.06.29 Friday
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KALASが稲生座で主宰する“十六夜唄”の第三夜。
先攻のKALASはギターの水野さんに加え、ベースにレイチェル氏、さらにパーカッションも含む四人をベースに、原みどりを迎えたり、ピアノにえみさんを迎えたり。
個性的なのは相変わらずだが、
(そしてその個性に勝手に励まされたりしてきたのは自分だ)
以前よりもメンバーとグルーヴを共有しようという気配が強く感じられた。
三拍子の新曲も、これまでにない雰囲気で新鮮だった。
後攻の原みどりはピアノの弾き語り。
最近見た彼女の弾き語りの中では最も引き込まれた。
選曲や曲順にスキがないのだ。
この日のレパートリーは大半がレクイエム。
僕も5月にこの場所で挽歌だらけのステージをやったけれど、
この場所で久々に、という時にそうなるのは、ごく自然なことだと思う。
またその流れに素直に沿うことで発する説得力は素晴らしく、
特に「きんかん」は絶品だった。
終演後はKALAS、水野さん、原みどりの話の輪に、僕もまぜてもらい、
水野さんの濃厚なキャラを堪能。
そんな会話の中で原みどりがもらした一言。
「今日はマスターが、カウンターの中で、見守ってくれてるように感じた」
うん、もちろんさ!
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「アモーレ下北」の販売方法が変わりました2007.06.28 Thursday
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「アモーレ下北」の販売方法に変更があります。
ロフト・プロジェクトでの販売は終了し、今後販売を担当するのは僕自身と“Save the 下北沢”のみ。通信販売はここから。
これにより今後は「アモーレ下北」の売り上げの100パーセントが、そのまま“Save the 下北沢”の資金となります。
元々外部から応援するアーティストによる作品ではなく、“Save the 下北沢”のインサイダーによる作品としては健全な形だと思う。
こうした形での販売が可能なのは、制作に参加してくれたミュージシャンとロフト・プロジェクトの寛容さがあったからこそ。感謝です!!
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裁判とノルウェーと飛び入りライヴ2007.06.25 Monday
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昨日NeverNeverLandで誘ったMASAと共に東京地方裁判所へ。
まもれシモキタ!行政訴訟の口頭弁論は、今回が4回目だが、傍聴席は今までで最高のテンションだ。
今回の法廷のハイライトは、行政側が証拠を出ししぶっているのを弁護団が激しく追求した瞬間に、傍聴席からまき起こった拍手の嵐。
本来だったら制止する立場の法廷職員が言葉さえ出せないほどの圧倒的な団結だった。
アナーキー・イン・ザ・ムジークならぬ、アナーキー・イン・ザ・コート?!
口頭弁論終了後の会議の最中に、今日入るはずだった仕事が明日にずれるとの連絡があったため、この後はMASAと共に下北沢で遊び倒すことに決める。
まずは19時 ノルウェーからやってきたラジオ局の取材陣を、木村和穂から紹介してもらう。“Save the 下北沢”の動きに興味を持ってはるばるやってきた彼らは、「アモーレ下北」をオン・エアしてくれるとのこと。北欧のラジオ局で流れるこの曲は、一体どんな風に響くのだろう?
そこで「玉置浩二 幸せになるために生まれてきたんだから」を読んだばかりのシローさんから緊急連絡が入り、三好野へ。
ひょっとしたらこの本から……?!?!?!
その後は“Save the 下北沢”の共同代表しもへいが歌うらしいという噂を聞き、
またもNeverNeverLandに。
どうやら毎月第四月曜に行うこにしさんという方の企画への飛び入りらしい。
機転の利くMASAは、ノルウェーの取材陣を引き連れてきて、場内は超満員。
爽やかなラヴ・ソングをねち〜こく歌うしもへいは、
入り込むほどに顔の表情が百面相みたいに変わっていく。
キャラクター全面解放ならでの愛嬌だ。
と思っていたら僕にも飛び入りで歌って欲しいとのお誘いが。
もちろんやらせてもらいますよ。
しもへいのオベーションを貸してもらう。
ありがと!
曲は「ハッピーエンドを蹴飛ばして」と「アモーレ下北」。
ノルウェーの取材陣に、拙い英語で「アモーレ下北」のジャケット写真を撮影したのはNeverNeverLandの店内であることを説明する。
たぶん通じたよね?
初対面のお客さんから「次のライヴはいつですか?」と言われ、
「8/13に下北沢の…で、競演は…と…」と未公開情報をバクロ。
ま、口コミなら良いでしょ。
(正式な情報は、主催者のゴー・サインを受けた後、きちんとアップします)
ラストのこにしさんのセッションには、パーカッションで飛び入りし、
客席にいた“Save the 下北沢”の面々となごんだ後、
もう一度、ひとりで三好野へ。
シローさんも愛聴しているPANTA&HALのライヴ盤を聴きながら、
パンタと玉置浩二についてシローさんと猛然と語り合ってこの日はお開き。
う〜ん、この日々を永遠と刺し違えていこう。
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「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」な日2007.06.24 Sunday
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カトリック世田谷教会のキャンドルナイトへ。
“Save the 下北沢”のメルマガ用コラムと前日の定例会の議事録に手こずったため、
木村和穂のトークを聞き逃したのが残念だが、bobinのライヴの後半には間にあった。
キャンドルのうす明かりの中でとろけそうな演奏を味わってから、NeverNeverLandへ。
常連のMASAと遭遇し、映画談義と政治談義。
その流れで翌日のまもれシモキタ!行政訴訟の口頭弁論の傍聴を誘ったら、
ノリ良く了解してくれた。
その一方で店に流れるBGMの気配をうかがうオレ。
くるりの「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」には相変わらずはまりっぱなしで、
昔のアルバムまで引っぱり出すマイ・ブームの中、
この曲をこの場でかけるとどういう反応が起きるか見てみたくなって、
CDを持参してきたのである。
結果
カウンターに座っていた人々がざわめき出す。
一番最初に「これ誰? すごくかっこいいんだけど!」と言い出したのは20代の女性。
次いでその両脇に座っていた男性も。
さらにアルバムがラストまでかかった後は、
男性が「もう一回聴かせて下さい」と言いだし、
「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」だけをリピートするはめに。
実験は大成功!
彼らにジャケットを見せると一生懸命にチェックしはじめ、
この曲の感想を熱く語り合って初対面の彼らと一気に打ち解けてしまう。
自分が気に入ったものを一人で噛みしめるのも良いけれど、
こういう音楽の聴き方ができるときはさらに楽しい。
やっぱりNeverNeverLandに来る人達とは通じ合えるものを感じるな〜。
くるりのニュー・アルバム『ワルツを踊れ』は6/27発売である。
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LET'S BE HAPPY WHILE WE'RE HERE2007.06.24 Sunday
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下北沢の中でも最も濃厚に戦後の名残を残す駅前市場。
その最深部にある“らぶきょう”は、地元の飲み仲間の溜まり場でもある。
先日も通りかかると、QREがいて、しっかり引っかかってしまった。
深夜のポスティングを終えた後の、なごみのひとときだ。
すると店の奥から“Save the 下北沢”の話を聞きたいという人が現れた。
ちょっと緊張した面もち。
小田急から地下化工事を依託されている建設会社に務める彼は、
僕らが地下化にも反対しているのだと勘違いしていたらしい。
そこで「地下化により踏み切りが無くなることは大歓迎」
「でもそれとセットになった道路には反対」
「防災のためにも地下化で生まれる跡地を有効活用すべき」などと説明すると、
急に打ち解け、携帯を取り出して、お子さんの写真を見せてくれた。
生まれてちょうど半年。
本当だったら少しでも長く子どもと過ごしたいに違いない。
そんな気持ちを秘めながらも、懸命に仕事に取り組むうち、
下北沢の現場にやってきた彼は、すっかり“らぶきょう”が気に入ってしまい、
無粋な工事のフェンスが店の雰囲気を壊すのを嫌がる店主のリクエストに応え、
木の板でフェンスを覆う処置をしてくれたとのこと。
そんな彼に「地下化には賛成ですが、急行から各駅停車への乗り換えが、同じフロアでできない構造になっているのは不満です。工事現場で働く方だって、利用者に喜ばれたいと思って、頑張っていらっしゃいますよね?」と言ったら、
「あなたに会えて良かった!」と喜んでくれ、お酒までおごってくれた。
駅前の整備と同時に、この駅前市場も大きく変貌する。
だが“らぶきょう”は、さっそくこの板を利用して、ミニ写真展などを行っている。
写真展当日、その準備に立ち会ったら、これまで見過ごしていた店の看板に書かれた文字が、強烈なメッセージとして突き刺さってきた。
LET'S BE HAPPY WHILE WE'RE HERE
(俺達がここに居続ける限り、ずっと幸せでいようぜ)
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突然ですが新バンドを結成しました2007.06.19 Tuesday
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あまりに突然のことなので、自分でもビックリしたのだが、新しいバンドを結成した。
この日を振り返ってみると以下のような感じ。
念のために申し上げるが、作り話ではなく、全て事実である。
昼はレコーディングのアレンジ・ミーティングのための準備。
慣れないエクセルを使ってスケジュール表を作成したり、
音源のCD-Rを焼いたり、ミーティングの紙資料を参加人数分プリント・アウトしたり。
ジャケットのイメージを妄想したり。
そんな期待感の中で作業しながら流していたら、
くるりの新作『ワルツを踊れ』の「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」がツボに入ってしまい、この曲ばかりをしつこくリピートしてしまう。
午後6時半 渋谷にて伊藤孝喜、kubottiと合流。
さっそく居酒屋に向かい、まずは3人だけで軽く打ち合わせ。
その際、今回のCDを僕のソロ名義にするか、爆裂名義にするかを話していた時に
伊藤孝喜が爆裂名義への違和感を表明したのがきっかけだった。
そもそも爆裂兄弟は、Teaserが解散してバンド活動を断念し、
僕とジャンベ奏者のマサがkubottiを巻き込み、
ライヴごとに編成が異なってもかまわないという前提で動き始めた。
バンドであることをあらかじめ放棄したプロジェクトだったのだ。
たゆた での活動が忙しくなったマサと演奏する機会が減って行くに連れ、
いつのまにか爆裂はTeaserをいっしょにやっていた伊藤孝喜に参加してもらうことが増えていき、永野かおり、加藤志乃ぶに手伝ってもらうのも極めて自然な流れだった。
しかし先月の稲生座でのライヴ音源をチェックした時、
僕はそのアンサンブルに驚いた。
全員が向かうべき方向を共有しているように感じられたのだ。
その時、僕はkubottiに「『今さら何いってるの』って言われるかも知れないけど、
バンドとしては、最初の完成形になってることに気が付きました」とメールを打っているが、彼からのレスも「はい、今さらの話題です。(笑)」というものだった。
がむしゃらにバンドという形を求めていた時には、
届きそうで届かない歯がゆい思いをずっとしてきたのに、
それを諦めてなりゆきに任せていたら、
いつの間にかバンドとしての実態が生まれたという不思議。
それに気が付いた時は、我執を抑制したことでつかの間訪れた恩寵に対して、
どこか敬虔で神妙な気持ちにならざるを得なかった。
同時に、本当に繊細なバランスの上に成り立っているこの調和を、
今回のレコーディングでは大切にしなければならないと肝に銘じた。
そんな思いで臨んだミーティングで飛び出した伊藤孝喜の発言に応じて、
僕はすかさずノートに“志田歩&Teazer”と書いた。
TeaserでなくTeazerという綴りを選んだのは、
僕と伊藤孝喜の今までの流れを前提としつつ、
Teaser時代にお世話になったメンバーやスタッフと共有したものは、
あの時期のTeaserならではのものとして敬意を表明したかったからだ。
8時過ぎに渋谷屋根裏に行き、サイボーグのステージで活躍する
永野かおりの雄姿を見た後、またもや居酒屋に入り、
レコーディングにキーボードでサポートしてもらうQRE、そして加藤志乃ぶが合流。
さらに屋根裏に荷物を置いたまま駆けつけた永野かおりの前で、
名義の話をしたところ、全員が賛同。
新バンドの結成だ。
そうしたわけで今回のレコーディングは、新バンドの結成第1弾という意味あいも持つことになり、ジャケットの構想もそれを反映したものにと急展開。
自宅を出てから数時間で、ポ〜ンと遠くまでワープしたような気分である。
ミーティング終了後、元々は下北沢の飲み仲間であるQREといっしょに
この興奮をもうちょっと味わおうと思い、深夜の下北に繰り出すと
偶然にもくるりの二人と遭遇!
店内に「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」が流れる中、
素晴らしい新作を完成させた彼らにお祝いの言葉をかけさせてもらった。
新バンドのメンバーとサポートしてもらうQREの情報は以下で。
kubotti ギター
志田とはOZmaの前身だったEternal Heartからの付き合い。ギターとドラムスのマルチ・プレイヤー。志田が暴走モードに入ると、真っ先にダメだしをしてチームの崩壊を防ぐ“NOと言える男”。
伊藤孝喜 ドラムス&パーカッション
94年11月30日、朴保&His Bandでドラムを叩いているのを見たのが最初の遭遇だった。その後、ソウル・フラワー・ユニオンのドラマーともなり、塚本晃がフロントを務めるNOWHEREでも活躍中。僕にとっては97年に結成し2004年に解散したTeaserのドラマーであり、近年の爆裂兄弟、ソロ名義のライヴで、ドラムスだけでなくパーカッションでも助けてもらってきた。
永野かおり ベース
ソウル・フラワー・ユニオンの前身グループ、メスカリン・ドライヴでデビューした後、THE 3PEACEをはじめ、参加してきたグループはあまりにも多数。現在は女性ロック・トリオのサイボーグをはじめ、サルサ・ガムテープ、外丸兼次&Spiky Pop、ズンビ・ドゥ・バドゥなどでもレギュラー・メンバーとして活躍中の多忙なベーシスト。
加藤志乃ぶ コーラス
小川銀次に師事したギタリスト、作曲家としてのキャリアも持っているが、kubottiがドラマーとして参加していた宴とりっぷから、ヴォーカリストに転身。自らがフロントを務める加藤志乃ぶ+orange cloudではkubottiがギター、伊藤孝喜がドラムスを担当。ちなみに僕が男女ツイン・ヴォーカルに初めて挑戦した「真冬の太陽」は僕の作詞、加藤志乃ぶの作曲。
QRE ギター、ベース、キーボード、プログラミング、etc
志田とは下北沢の飲み仲間として知り合って10年ほど。高校時代を旭川で過ごし、安全地帯が合宿していたミュージカル・ファーマーズ・プロダクションに出入りしてバンド活動を行っていたという過去を持つ。マルチ・プレイヤーとしての手腕はここで聴くことができる。今回のレコーディングにはキーボードでゲスト参加。
なお、9/20 旭川アーリータイムズでは、志田歩(vo,g)kubotti(g)QRE(b)という編成で、彼にとって約30年ぶりとなる旭川でのライヴを予定している。
(旭川でのライヴ情報は近日詳細をアップします)ホテル・宿予約はじゃらん www.jalan.net 宿予約はじゃらん!毎日更新の宿ブログ、クチコミで旅行情報もゲット! 国境なき医師団<ハイチ援助> msf.or.jp 国際NGO コレラ感染が拡大するハイチで緊急援助活動中 インタレストマッチ - 広告の掲載について
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ZAZEN BOYS@日比谷野音2007.06.16 Saturday
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新ベーシストを迎えての野音。
あえてステージの一部にセットを寄せて、メンバーの立ち位置を近くしているのは、
普段のスタジオでのセッションの雰囲気をそのまま持ち込みたかったのだろうか?
そんな疑問はおいといて、演奏の内容は、
最初の2曲で向井がキーボードを奏で、
途中からはギターとキーボードを持ち変えつつ展開するというもの。
新ベーシストを迎えてのグルーヴがとにかく素晴らしい。
「ゆかた」「だるま」など、周囲の目も気にせず踊りまくる。
変拍子の曲を怒涛の勢いで連発する中、
不意にベタな4つ打ちを入れるなど曲順も巧み。
しかも「ナベ&サダ」と銘打たれた楽曲では、
ナベサダ、あるいはウェザー・リポートなどを連想させる新境地も披露。
ネオ・ニュー・ウェイヴ的な作風はすでに確固たる完成度を持っている彼らだが、
それに飽きたらず、旺盛な開拓精神で音楽性を広げていく様子は、
なんとも感動的だ。
こうしたステージの構成の仕方は、
歌詞の世界観に沿ったシンガー・ソングライター的な発想ではなく、
グルーヴ重視のフィジカルな、DJ的な発想の産物であるように感じられた。
そのぶん、インターナショナルな説得力も持ち合わせている。
今の彼らなら、海外でレッチリのフロント・アクトを務めても、
充分支持されるように思う。
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LONDON CALLING2007.06.15 Friday
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ジュリアン・テンプル監督によるジョー・ストラマーのドキュメント映画。
邦題は「ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」。
ジョーの伝記映画は以前にも制作されたことがあるが、
これはその印象さえも吹き飛ばしてしまうほどのすさまじい傑作。
彼の善良さだけでなく、
時にデーモニッシュにも映るほどの過剰なパワーをきちんととらえ、
その上で圧倒的な愛情を注ぎ込んでいる。
(個人的にはその、時にはデーモニッシュなエネルギーに、
「ハッピーエンドを蹴飛ばして」に登場する
♪アイツはいつもこの街を駆け回っている♪のアイツを連想した)
2時間におよぶ長さだが、冒頭の音圧と映像の切り替えのテンポ感の良さで、
引き込んでいく手際は、一流のプロならでは!
ジョーが子どもを授かってからの心境の変化を語る場面などは、
自分の弟や中川敬にも見て欲しいな、とも思った。
9月に渋谷アミューズCQNをはじめ、全国で順次公開の予定。
ロック映画の名作として長く語り継がれることになるだろう。
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トランス状態2007.06.14 Thursday
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先日のインタヴューをもとにパンタの『KISS』と『唇にスパーク』のライナーを一気に書き上げる。それぞれ4000字強。さらにレギュラーの原稿も書いているので、単行本を書き下ろしている時のペースに近い久々の量産体制である。
不思議なことにこういう時は他の件もすらすらと進み、8月のプロジェクトと9月のプロジェクトも大きく前進!
しかも来年1年を費やすことになるかも知れないプロジェクトまで思いついてしまった。ひょっとしたらこのプロジェクトは、10代の頃の自分が、無意識のうちに理想として思い描いていたものかも知れない。
かつてだったらそんなことができるとは想像もしていなかったのだが、今は実現できそうな気がしている。
というか、一番最初の打診はすでに好感触を得ている。
これがただの妄想で終わることがないように、進んでいくのみだ。
がんばれ、オレ!
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パンタ連続インタヴューVol.12007.06.10 Sunday
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PANTA&HAL解散後のソロ・アルバム8枚のリイシューで、
新たに書き下ろすライナーのため、連続でインタヴューする第1回目。
ところがレギュラーの仕事と“Save the 下北沢”と7、8、9月のプロジェクトの調整で、頭が飽和状態になってしまったのか、何と取材の日にちを11日だと勘違い。
のんびり別件の書評を書こうとしていたところをディレクターからの電話で救われたものの、
40分ほど遅刻して到着するヘマをやらかし、平謝り。
しかし主役のパンタさんは極めてにこやか。
それどころか先日のロックス・オフ誌の記事を誉めちぎって、
こちらの緊張を解いてくれたため、リラックスして臨むことができた。
ありがとうございます!!
今日のテーマは『KISS』と『唇にスパーク』。
掘り下げていくうちに、僕が想像もしていなかったパンタさんの
精神的な動きが明らかになり、これまた驚愕。
僕の持っていたパンタ像は大きく更新されたのだった。
あと三回のインタヴューを含めて、手応えのある仕事に出会えたことに感謝。
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