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松谷健インタヴュー2007.05.25 Friday
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MUSIC MAGAZINE7月号の取材で、マーブル・シープの松谷健さんにインタヴュー。
彼はキャプテン・トリップ・レコードの主催者でもあるが、
ちょうど出がけにTHE DIG JAPAN Edition「ロックス・オフ」創刊号の見本誌が届いたとのことで、柴山俊之さんのインタヴュー記事を読んで下さっていた。
柴山さんのバンド、ジライヤは松谷さんのレーベルからCDをリリースしているのである。
この記事には僕も手応えがあったので、自然と和気あいあいとなり、
用意したテープが終わっても、深夜の飲み屋で交わすロック談義のような会話が続き、
柴山さんの時と同じく3時間に及ぶ取材に…。
これも偶然の連鎖。
7月にレコーディング、8月は一週間連続の映画のイヴェント、そして9月は…
と原稿を書く時間を確保するのに苦心しそうなスケジュールになりそうだが、
没頭できることがある幸せを噛みしめつつ、当分は攻めに回ります。
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限りなく独白に近い公言2007.05.25 Friday
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突然ですが今年の秋までにマキシ、あるいはミニ・アルバムを
制作しようとしております。
振り返ってみると91年の作品はバンド名義、
『花よ 大地よ 月よ 銀河よ』は友人の追悼、
『アモーレ下北』は“Save the 下北沢”絡みと、
いつもなにがしかの御輿にのって作ってきたという感覚があります。
でも今回は違う。
御輿に乗らない分、売れる機会は乏しいかもしれないけれど、
自分自身が最も自信のある部分をきちんと世の中に提示する作品にしたいと思います。
いろいろと定めなければならないことが多々あり、
もちろん僕自身もある程度のヴィジョンは持っているのですが、
今は他の方の意見を聞きたいという気分になっております。
選曲、曲順、ジャケットのアイデアなど、
こんな風にしたら? という意見を、自薦、他薦を問わず、
聞いてみたいと思いました。
コメント欄への書き込みがしんどい方は
shida-a@pis.bekkoame.ne.jp
まで、メールをお寄せいただいてもOKです。
以前、曲名を公募して、結局自分のアイデアでいってしまった
(ロックンロール・アスホールでしたね)という前科のある
ワガママな私ですが、どうかよろしくお願いいたします。
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日常の裂け目2007.05.20 Sunday
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9月の実現を目指してある企画をもくろんでいる。
これは下北沢の問題とも関係なく、
自分のイニシャチヴで実現を目指す類のものなのだが、
面識のない方と次々に連絡をとってハードルをクリアーしていかなければならない。
この企画には大きく分けて二つの流れがある。
ひとつの舞台は東長崎、もうひとつは旭川。
不思議なことに両方ともそれぞれ30年前の人脈を
人づてに掘り起こす作業となっている。
思いついた時は、自分の日常感覚が崩れていくような怖さを感じたが、
いざ着手してみると妙に精神的な高ぶりもある。
理想形としては両方の作業が連動してひとつの形になることなのだが、
果たしてどうなることやら…。
今、僕の手元には藤原新也の「黄泉の犬」がある。
怖さや高ぶりに乱されることなく、この企画を実現したい。
そんな気持ちで読んでいると、ヤケに染みてくる本だ。
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稲生座ライヴ終了2007.05.16 Wednesday
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お店とお客さん、そして共演者同士の関係性で
すごく良い空間が生まれたライヴだったと思う。
HALUKAさんヴァージョンの「最後のライオン」も
意表を突いたアレンジで面白かったし、
僕自身は序盤でつまづいたけれど、
「カウンターの中で」で燃焼できた実感があり、
けっこう冒険的な選曲だったが、そのぶん手応えも大きい。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
今の僕のありのままを見ていただいた幸せを噛みしめています。
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稲生座ライヴに向けて2007.05.14 Monday
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5/16の稲生座のライヴに向けて、5/13、5/14と連日リハ。
「カウンターの中で」が、これまでに無い感じに仕上がって嬉しい。
「ハッピーエンドを蹴飛ばして」とか「ロックンロール・アスホール」は、
確かに自分でも気に入っている曲なのだけれど、
自分のテンションが高くないと
「こんなたいそうなことを歌ってしまっていいのか?」ってな気持ちになる。
でも今回はもっとフラットな状態でも馴染める切り口が見つかったような気分。
曲のヒントを与えてくれた方達と爆裂兄弟姉妹に感謝である。
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カウンターの中で2007.05.02 Wednesday
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5/16の稲生座でお披露する新曲「カウンターの中で」の詰めで、kubottiと二人リハ。
僕が新しい歌詞を書ける時は、その時々に起きた色々なことを、
ピン・ポイントで共通する言葉でつながられるような気持ちになった時が多いのだが、
特に今回はものすごく多くの方から得た思いつきを重ね合わせる内容になった。
しかもkubottiのアレンジは、僕が絶対に思いつかないような切り口で、
曲の間口を広げてくれた。
これをバンド編成で仕上げるのが楽しみだ。
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勝利の美酒、そして注目すべき人々との出会い2007.05.01 Tuesday
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3回目のアレイ・ホール。
今回は世田谷区議会選挙でめでたく躍進を遂げた木下泰之さんの祝勝会である。
久々にJAMUOとデュオで出た僕ら以外の演奏は、
声楽家のはしもとさんとピアニストの瀬川玄さんというクラシック畑の方々。
しかしこの瀬川さんには驚かされた。
演奏前にご挨拶させていただいた時は、
穏やかな物腰と爽やかな笑顔で、気品の高さが印象的だったのだが、
いざ演奏が始まってみると正確なテクニックの上で濃密なパッションを伝えてくる。
特にショパンの「英雄」の時は表情まで勇壮に変わり、
楽曲が憑依しているかのよう。
クラシックの知識はゼロにひとしい僕だが、胸に迫るものがあった。
ルックスも良いしスター性のあるお方である。
日本に帰ってきたばかりで、
これからリサイタルなどでの活動開始ということで、
今後のご活躍を確信した。
無礼講部隊(?)の僕とJAMOの出番は、その後の来賓の挨拶の後。
リズムよれよれの「最後のライオン」には我ながら冷や汗をかいたが、
「ハッピーエンドを蹴飛ばして」で持ち直し、
木下さんを呼び込んでお約束の「アモーレ下北」で
急遽「曲を延ばして」というリクエストに応えてサビを繰り返すうちに
はしもとさんをはじめ子供達もステージにやってきて不思議な盛り上がりに。
演奏が終わってからは妙に打ち解けて
瀬川さん、はしもとさんともお喋りさせていただいた。
このようにジャンルを越えた交流ができるのも、
この夜の主役、木下泰之さんの人柄ゆえだろう。
当選おめでとうございます!
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