ライター志田歩のブログ〜音楽、映画、etc 2024-03-05T08:22:09+09:00 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」「玉置浩二★幸せになるために生まれてきたんだから」を出版したライター志田歩のオフィシャルブログです。著作の他、音楽や映画のお薦め作品、本人の音楽活動の情報なども紹介しています。
JUGEM あけましておめでとうございます http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=909 2024-01-01T10:45:00+09:00 2024-01-01T01:46:53Z 2024-01-01T01:45:00Z 2024年、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
2件お知らせがございます。
その1 フールズのドラマー、村上“やっちゃん“雅保がDJを担当するかわさきFMのラジオ番組"HockyのROOTS ROCK OF AGE" にゲスト出演。「THE FOOLS MR.ロックンロ... 志田歩 雑記
今年もよろしくお願いします。
2件お知らせがございます。
その1 フールズのドラマー、村上“やっちゃん“雅保がDJを担当するかわさきFMのラジオ番組"HockyのROOTS ROCK OF AGE" にゲスト出演。「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」についてお話させていただきます。
1月16日(火)21:00〜21:30
DJ / Hocky & 村上“やっちゃん“雅保 パーソナリティー / エミィ松澤
スマホアプリ/ Listen Radio
その2 MUSIC MAGAZINEのパンタの追悼増刊「パンタ/頭脳警察――反骨のメッセージと叙情が交差するロック詩人の航跡」が、1月17日(水)に発売されます。
僕は以下の記事を担当させていただいています。
■ 新たな頭脳警察とともに作り上げた『東京オオカミ』と、「ライブ葬」でのお別れ
■[ドキュメント]PANTA & HAL の時代.EXTENDED
[ドキュメント]PANTA & HAL の時代.EXTENDEDは、2004年に『PANTA&HAL BOX』のブックレットに掲載された長編「PANTA & HAL の時代」に追加取材して加筆。当時想定していた書籍化が、皮肉にもパンタの追悼という悲しい機会に実現の運びとなったものです。
なお、2月4日(日)には渋谷ラママにて『頭脳警察「東京オオカミ」発売記念イベント』 が、ロケットパンチと株式会社ミュージック・マガジンの共催で行われます。
ということで、今年もいろいろとお騒がせすると思いますが、よろしくお願いします。 ]]> 「THE FOOLS 愚か者たちの歌<完全版>」アフタートーク2023年11月25日@シネマート新宿 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=908 2023-12-02T11:49:00+09:00 2023-12-02T02:49:44Z 2023-12-02T02:49:00Z 2023年11月25日のアフタートークです。
高橋慎一:映画「THE FOOLS 愚か者たちの歌<完全版>監督
島昭宏 :伊藤耕の死を巡る国家賠償請求訴訟原告代理人
志田歩 :書籍「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」著者
映画が<完全版>となった必然性、映画と並... 志田歩 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」
高橋慎一:映画「THE FOOLS 愚か者たちの歌<完全版>監督
島昭宏 :伊藤耕の死を巡る国家賠償請求訴訟原告代理人
志田歩 :書籍「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」著者
映画が<完全版>となった必然性、映画と並行して制作された書籍のポイントを理解していただけると思います。VIDEO ]]> igloo@江古田Buddy http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=907 2023-11-30T21:41:00+09:00 2023-11-30T12:47:00Z 2023-11-30T12:41:00Z
iglooのツアー・ファイナルで久々に江古田へ。
振り返ってみれば、「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」で若林一也を取材したのも、この江古田の街だった。
その後iglooのファースト『PARASITE SYSTEM』のインタビュー(前半と後半)を行い、セカンド・アルバ... 志田歩 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」
iglooのツアー・ファイナルで久々に江古田へ。
振り返ってみれば、「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」で若林一也を取材したのも、この江古田の街だった。
その後iglooのファースト『PARASITE SYSTEM』のインタビュー(前半 と後半 )を行い、セカンド・アルバム『Synapse Confusion』については、現在発売中のMUSIC MAGAZINE12月号でディスク・レビューを書かせてもらった。
そして若林一也には、23日のイヴェントでトークと演奏の両方でお付き合いいただき、この日はツアー・ファイナル。
この間の流れは僕にとっても大きなものだった。彼のおかげで、僕自身も新たなモードに入れた気がしている。
この日のiglooは二部構成のワンマン・ステージで、終盤からアンコールにかけての盛り上げ方が巧みなのはもちろんだが、スロー・ナンバーでのメリハリの付け方でも想定外のかっこよさを満喫させてくれた!
iglooについて、ファーストのインタビューではデファンクト、セカンドのレビューではキング・クリムゾンを引き合いに出してきたが、この日のステージングの雰囲気からはとにかくポジティヴで楽しそうな様子に、リップ・リグ&パニックの初来日を思い出した。
それからiglooの中で若林一也は最年少のリーダーで作曲の中心人物でもある。僕が知るケースでは、玉置浩二も自分より年上のプレイヤーを率いてきたことを思い出した。
今年の若林とiglooはすごい飛躍の年だったが、今後も飛躍を繰り返していきそうな予感に満ちていて、ワクワクさせてくれる。今後もよろしく!
]]>劇団ほぼ無職との再会 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=906 2023-11-27T22:17:00+09:00 2023-11-27T13:39:27Z 2023-11-27T13:17:00Z 座長のいわいゆうきから、北千住で久々に劇団ほぼ無職の公演があると連絡をもらった。
ということで、久々の再会である。
僕がこの劇団と深く関わっていたのは2013年。
2月に北沢タウンホールで行われた旗揚げ公演、さらに9月にミモザホールで行われたアンコール公演「... 志田歩 劇団「ほぼ無職」
ということで、久々の再会である。
僕がこの劇団と深く関わっていたのは2013年。
2月に北沢タウンホールで行われた旗揚げ公演、さらに9月にミモザホールで行われたアンコール公演「バーレスQ〜シモキタ駅前伝説〜」の脚本を担当したのだった。(2月は拒んでいたのだがチラッと出演もする羽目に)
なんとあれから丸10年!
この舞台の内容については、過去のブログ などをご覧ください。
あの時はMUSIC MAGAZINE2013年4月号に舞台の記事が掲載されたり。自分の発案で「カウンターの中で」をエンディング・テーマにさせてもらったりといろいろあったのだが、なんと今回の公演でも舞台でいわいゆうきが歌うという……と書くと、いかにもすごい出来事のように見えるかもしれないが、実態としてはDIYというか手作りというか、この劇団ならではの脱力感に、さらに年季が入ってきた感じだった。
とはいえ、やはり一緒に舞台を作った仲間と会えるのは嬉しいもの。
会場は以前銭湯だった場所で妙に趣がある。
そして座長のいわいゆうきが、「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」を購入してくれた。
どうもありがとう!!
もちろん映画「THE FOOLS 愚か者たちの歌<完全版>」のチラシも配布させてもらいました。
シネマート新宿 で12月4日まで上映中ですので、よろしくお願いします。
]]> 11・23「THE FOOLS 愚か者たちの歌 〈完全版〉」上映記念 映画と書籍とミニLIVEスペシャル!!ご報告 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=905 2023-11-24T18:24:00+09:00 2023-11-24T10:12:54Z 2023-11-24T09:24:00Z この日は三部構成で、第一部は
映画『THE FOOLS 愚か者たちの歌 完全版』はここが変わった! 書籍 『THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム』をガイドに徹底分析!!
と銘打って、高橋監督と僕の二人でトーク。
・国や役所を訴訟相手とする行政訴訟で和解となるのは... 志田歩 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」
映画『THE FOOLS 愚か者たちの歌 完全版』はここが変わった! 書籍 『THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム』をガイドに徹底分析!!
と銘打って、高橋監督と僕の二人でトーク。
・国や役所を訴訟相手とする行政訴訟で和解となるのはかなり珍しい。
・和解となるのは被告にとって都合の悪いことを隠そうとする場合が多く、原告に守秘義務が課せられることが多い。
・しかし耕さんの死を巡る裁判では、初めから守秘義務は拒否する姿勢を貫いたため、例外的に守秘義務を逃れ、裁判の内容についてきちんと伝えることが可能となった。これは原告が毅然とした姿勢の賜物と言える。
以上のポイントを、原告の伊藤満寿子さん、そしてやはり行政訴訟で和解を勝ち取った下北沢の再開発を巡る裁判のために奔走した元世田谷区議の木下泰之 さんの証言をいただきながらお伝えしていった。ちなみにこの二つの行政訴訟は、両方とも島昭宏弁護士 が弁護団にいたという共通点もある。
また裁判に踏み切るまでには死因を突き止めるという極めて困難なハードルがあった。これは戦後にGHQが定めた監察医制度が、時代の変化に対応しないまま放置されてきた弊害で、ここも映画では伝えるのが困難な点なので、伊藤満寿子さんに長時間のインタビューを行って「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」で詳述していることをお伝えした。
その他には21世紀初頭にフールズの音源を使用したテレビCMや、高橋監督と二人で日本各地を回った取材にまつわるエピソードなどを紹介していった。
第二部は 若林一也氏に聞く THE FOOLS
ということで、まずは前日にセカンド・アルバム『SYNAPUSE CONFUSION』をリリースしたばかりのリーダー・グループiglooのことも含め、フールズのサックス奏者若林一也を紹介した後、城内からフールズのギタリストの關口博史とドラマーの村上雅保を呼び込んで、アルバム『REBEL MUSIC』の制作やツアー“最後の夏の日々”についておうかがいした。
みさんいい表情でお話ししてくれています。
左から順に村上、關口、若林、志田、高橋
そして第三部は、 志田歩 (vo,g)、若林一也 (Sax)、伊藤孝喜 (per)による ミニLIVE。
1 2010年3月11日
2 陽気なプリズナー
3 Oh.Baby
1と2は7月にソロ、9月には伊藤孝喜とのデュオで演奏した流れ。それを今回はフールズサックス奏者を迎えてお披露目ということで、テンション・マックス!
ラストは映画でも重要な曲ということで選んだカヴァーだったが、1と2で燃え尽きていたかも……。
とはいえ多くの方に喜んでいただけて忘れ難い日になりました。
東京キララ社のみなさま、トークでお話しいただいた皆様、高橋慎一感直、伊藤孝喜、若林一也、そしてもちろんご来場の皆様、本当にありがとうございました!!
]]> 9・24 SONG SPIRITS ご報告 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=903 2023-09-30T17:46:00+09:00 2023-09-30T08:49:17Z 2023-09-30T08:46:00Z 鳥井賀句さんの仕切りで、共演者はみんなソウル・キッチン繋がり。
そして「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」についても皆さんが読者、または取材協力者という、なんともありがたい設定。
志田歩&伊藤孝喜のセット・リスト
1、最後のライオン
2、裸... 志田歩 音楽活動
そして「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」についても皆さんが読者、または取材協力者という、なんともありがたい設定。
志田歩&伊藤孝喜のセット・リスト
1、最後のライオン
2、裸のワルツ
3、2010年3月11日 (スポークン・ワード)
4、陽気なプリズナー
5、光の中へ
今回は伊藤孝喜と共にスポークン・ワードも取り組み。この試みは“人生は居酒屋”さんのツイートがきっかけとなって思いついたものです。本当にありがとうございます。
MCも書籍に関係していて、あえて本の中では書いていないあれこれについてお話させていただきました。
芹田香織さん、剣堂シュウジさん、YOZI さん、賀句さん、そしてご来場の皆さま、どうもありがとうございました!!
]]> “SONG SPIRITS VOL55”告知 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=902 2023-09-20T00:39:00+09:00 2023-09-19T15:40:29Z 2023-09-19T15:39:00Z 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」で証言してくれた鳥井賀句さんの主催による高円寺のイヴェントに、伊藤孝喜とのデュオで出演させていただきます。
“SONG SPIRITS VOL55”
9月24日 日曜日 18時半開場、18時45分開演
@MOONSTOMP 高円寺北口徒歩4分、純情... 志田歩 音楽活動
“SONG SPIRITS VOL55”
9月24日 日曜日 18時半開場、18時45分開演
@MOONSTOMP 高円寺北口徒歩4分、純情商店街突き当たり画材屋隣のビルのB1
高円寺北2-22-6キャニオンプラザ大須賀 B103
TEL: 03-3310-6996 charge1500円+drink
出演
1、剣堂シュウジ 19時25分ー19時55分
2、芹田香織 18時45分ー19時15分
3、志田歩&伊藤孝喜(ex ソウル・フラワー・ユニオン、Lonesome Swamp Dogs、etc) 20時05分−20時35分
4、鳥井賀句&YOZI (G&Y) 20時45分−21時15分
近況
7月にパンタが亡くなり、年明けに予定している追悼増刊にライターとして関わっています。
この本に2004年に出たPANTA&HALボックスのブックレットに掲載したドキュメント「PANTA&HALの時代」が再収録されることになりました。元々書籍化を念頭においていた約6万字の長文ですが、このような機会で再び世に出ることになるのは想像していなかったので、複雑な気分を味わっています。
また2008年に「PANTA&HALの時代」の書籍化のための追加取材を行なっている最中にリーマンショックの影響で企画がストップし、その取材をサポートしてくれていたマネージャーの石井さんから、「伊藤耕の本を作ろうとしている編集者がいる」といって鬼頭正樹さんを紹介されたのが、「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の最初のきっかけでした。
さらにさらに僕は大学生だった1983年に頭脳警察のファースト・アルバムの再発の企画を提案しています。これは「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の後書きで触れた当時の親友と立ち上げる学生会社の最初の事業として計画したものでした。僕はこの時に初めて石井さんにお会いしています。
しかし直後にその友人が自ら命を断ち、「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の完成で、ようやくその流れのけじめをつけられたわけです。
というわけで期せずして、20代から40代にかけての伏線が、怒涛の勢いで回収されつつあるような気持ちを味わっています。
]]> 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の告知動画がアップされました http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=901 2023-08-18T14:54:00+09:00 2023-08-18T06:00:12Z 2023-08-18T05:54:00Z 東京キララ社のチャンネルで「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の告知動画がアップされました。
拡散、シェア、よろしくお願いします。
志田歩
拡散、シェア、よろしくお願いします。
]]>7・27@亀有KID BOXご報告 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=900 2023-07-29T10:49:00+09:00 2023-07-29T01:51:13Z 2023-07-29T01:49:00Z オープン・マイクで知り合ってからの付き合いとなる渡邉康利さんのお招きで、初めてお世話になったお店。
店内の様子は、その名の通り玩具箱に迷い込んだかのよう。
トップの澁谷瑠璃&瑠璃奴隷は初対面だが、絵、演劇など、多彩な活動を行なっているようで、渡邉... 志田歩 音楽活動
店内の様子は、その名の通り玩具箱に迷い込んだかのよう。
トップの澁谷瑠璃&瑠璃奴隷は初対面だが、絵、演劇など、多彩な活動を行なっているようで、渡邉康利さんとの関わりも深いよう。そしてこの日は、下北沢時代からお世話になってきた今泉秀夫さんが顔を見せてくれたのに加え、渡邉康利さんと知り合ったオープン・マイクの主催者だったTOMOさんがきてくださるというサプライズ!
ラストの渡邉康利さんの演奏も、これまでの経緯を大切にした選曲で聴き浸った。
渡邉康利さんの行動力に改めて深く感謝する日となった。
そして店長さん、ご来場の皆様、ありがとうございました。
セットリスト
1.コレクション
2.手頃な免罪符
3.不屈の民〜裸のワルツ
4.太陽のまばたき
5.朗読 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」より
6.陽気なプリズナー
7.ハッピーエンドを蹴飛ばして
]]> ライヴ告知7月27日@亀有KID BOX http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=899 2023-07-05T14:29:00+09:00 2023-07-05T12:44:56Z 2023-07-05T05:29:00Z 5月は志田歩&Teazerでしたが、7月27日は渡邉康利さんの企画「渡邉康利のオープンな関係 vol.12」にソロで出演させていただきます。今回は完全生音、生声で臨むのに加え、「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」との絡みでちょいと実験的な初の試みを企んでいます... 志田歩 音楽活動
座席数制限の関係で、ご来場いただける方は、お手数ですが事前に志田までご一報お願いします。
詳細はこんな感じ
亀有KID BOX
葛飾区亀有5-32-16(JR亀有駅北口より2分)
Tel: 03-3606-6068
出演:志田歩・澁谷瑠璃・渡邉康利
オープン19:00スタート19:30
お客様チャージ: 3,000円(2ドリンク付)
?19:30〜20:10 澁谷瑠璃&瑠璃奴隷
?20:15〜20:55 志田歩
?21:00〜21:40 渡邉康利
]]> 志田歩&Teazer ヤイチーズ @高円寺 稲生座ご報告 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=898 2023-05-10T22:36:00+09:00 2023-05-10T13:39:46Z 2023-05-10T13:36:00Z
5年ぶりの志田歩&Teazer。稲生座はソロでお世話になった2012年以来。
この間どうしていたかというと、まず「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の制作に追われ、下北沢からの転居があり、そして入院と手術を経て、ようやく昨年末に出版。
さらに年が明... 志田歩 ライヴ
5年ぶりの志田歩&Teazer。稲生座はソロでお世話になった2012年以来。
この間どうしていたかというと、まず「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の制作に追われ、下北沢からの転居があり、そして入院と手術を経て、ようやく昨年末に出版。
さらに年が明けて2月7日に伊藤耕さんの死をめぐる裁判が和解で決着し、3月27日にSUPER DOMMUNEで記者会見。その記者会見のレポートがMUSIC MAGAZINE5月号に掲載となり、ようやく一区切り。
そうしたタイミングで書籍に取材で協力していただいた八壱率いるヤイチーズとのジョイント・ライヴを、フールズとは因縁の深い稲生座で企画、という経緯である。
先攻のヤイチーズは、CANをはじめとするジャーマン・ロックに通じる繊細で刻々と変化していくメンバー間の即興的なやりとりを楽しませてくれた。
セットリストはこんな感じ。2019年から浪曲師、東屋志乃ぶとしてのキャリアを歩んでいる加藤志乃ぶは、4曲目から参加。
1.カウンターの中で
2.9月のカナリア
3.裸のワルツ
4.手頃な免罪符
5.陽気なプリズナー
6.光の中へ
アンコール
Love is a Mystery
「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」の楽曲ヴァージョンともいうべき「陽気なプリズナー」を軸にしつつ、オープニングは稲生座のマスターに捧げた「カウンターの中で」で初めてみた次第。
始まってみたら、実にありがたい客席の盛り上がりにこちらが圧倒されるほど。
kubottiはコロナ禍に仕込んだエフェクターの初陣を堪能しているし、加藤志乃ぶは浪曲の修行によるものだと思うが声の存在感があっぱれ。伊藤孝喜はカフォンを駆使して全体のバランスを巧みに司る。ゆーぴんこと西村雄介はいつもながら細部まで濃密な歌心とグルーヴ感に満ちたフレーズを繰り出してくれる。こんな状況の中で、僕も声の音圧の押し引きでバンドのリズムと渡り合う面白味を改めて発見。アンサンブルの面白みを噛み締めることができた。
ご来場の皆様、お店のみなさま、ヤイチーズのみなさま、どうもありがとうございました!
次回のライヴは7月27日、亀有Kid Boxにて志田歩ソロでお世話になりますので、よろしくお願いします。
]]>spin-off「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」:駒ヶ根サイケデリック(北川哲生さんとの再会) http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=897 2023-04-13T20:02:00+09:00 2023-04-16T08:24:50Z 2023-04-13T11:02:00Z 木下泰之さんは駒ヶ根を「ダイヤの原石のような街だ」という。
例えばこの写真は彼自身が住む中沢地区の隠れスポットとして案内していただいた場所からの光景だが、絶景を通り越してサイケデリックですらある。
そして選挙終了後の4月10日、僕は木下さんに連れら... 志田歩 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」 木下泰之さんは駒ヶ根を「ダイヤの原石のような街だ」という。
例えばこの写真は彼自身が住む中沢地区の隠れスポットとして案内していただいた場所からの光景だが、絶景を通り越してサイケデリックですらある。
そして選挙終了後の4月10日、僕は木下さんに連れられ、中沢にある銀河工房 という靴作りの工房に向かっていた。
工房の主の北川哲生さんは、かつて螺旋、LIZARD、無限水路、天速といったバンドの活動で名を馳せたギタリスト。木下さんと話をしている時に北川さんと面識があることを知り、再会する機会を作って欲しいとお願いしたのである。
1980年のオールナイト・ライヴ「ELECTRIC CIRCUIT for ストリート・シンジケート」に、北川さんはLIZARDで出演している。この日のLIZARDの演奏、特に即興的でサイケデリックな浮遊感に満ちたギターの衝撃はいまだに忘れ難い。
この時期の音源として「ELECTRIC CIRCUIT for ストリート・シンジケート」翌月の演奏をネットで見つけたので貼っておきます。
VIDEO
ということで僕は80年代に北川さんの演奏に心酔していたわけだが、実は直に北川さんにお会いするのは、今回が初めてではない。
80年代の末期から91年頃にかけて、雑誌のメンバー募集で北川さんの名前を見つけたことをきっかけに、手紙のやりとりからはじまって、天速のライヴを拝見したり、逆に自分が当時やっていたバンドのライヴを見ていただいたりしたことがある。 ということで今回は実に30年以上もの時を経ての再会であった。
穏やかで知的な佇まいは以前の印象と変わらない。北川さんが伊藤耕さんにお会いした時のことも聞くことができた。
要するに北川さんは第1章の世界の住人と言っても過言ではない存在なのだ。
本の制作を終え、異なるチャンネルに触れるような気分で臨んだ木下さんの選挙の応援だったが、その終盤に木下さんから北川さんとの再会の機会を作っていただいたところに、縁の妙というか、同時代に生きることの面白みを感じた。
北川さんの近況をおうかがいする中でも、興味深い話が次々と飛び出す。
例えば2020年の『都市通信』のCD再発に際しては、北川さんのところに40年前の不祥事を詫びるメッセージが届いて非常に驚いたとのこと。
(このオムニバス盤にまつわるトラブルについては、長くなるのでこの場では割愛しますが、詳細をご存じでなくて気になる方はジャケットをクリックしてAmazonのレヴューをご覧いただけば概要がわかると思います)
そして2020年に北川さんは、ソロ・アルバム『解放区1984』を発表。
『都市通信』の螺旋の収録曲「明日のパラドックス」が、『開放区1984』では「明日のPARADOX」としてリメイクされている。北川さんはこのアルバムを、自分の集大成として全てを出し切るつもりで制作したという。
単なる新作ではない。
どうしても作っておかねばならない、という強い念が込められた作品だと思う。
30年ぶりにお会いした北川さんから、僕は長い時を経ても色褪せず持続する意志を伝えられた。
そして僕は「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」を北川さんにお渡しすることができてとても嬉しかった。
]]> 駒ヶ根の県議選終了 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=896 2023-04-12T16:27:00+09:00 2023-04-15T00:25:03Z 2023-04-12T07:27:00Z 今回の駒ヶ根市の県議選の投票日は4月9日。
開票が始まる夜になると、選挙事務所の空気も緊張感が漲る。
開票が行われているのは、事務所からすぐそばの駒ヶ根市役所だが、途中経過がなかなか出てこない。
やっと発表された時は思わず息を飲んだ。
かなりの接戦であ... 志田歩 Save the 下北沢
開票が始まる夜になると、選挙事務所の空気も緊張感が漲る。
開票が行われているのは、事務所からすぐそばの駒ヶ根市役所だが、途中経過がなかなか出てこない。
やっと発表された時は思わず息を飲んだ。
かなりの接戦である。
事務所にどよめきが走る。
だが僕はこの時点で、それまで重苦しさがあった事務所の空気が、風通しの良いものになったように感じていた。
事務所にいた人たちそれぞれがどうだったのか。そして候補者本人はどうだったのか?
それはひとりひとりに確認しなければわからないが、少なくとも僕はそう感じていた。
そして22時を回った頃、結果を伝える画面が出た。
思わずあちこちから悔しさに声があがる。
だが悲壮感はない。
そして「お疲れ様でした!」の声と共に大きな拍手が湧いた。
今回の選挙の準備に着手したのは今年に入ってからで、組織力のある現役議員に挑む定数1の一騎打ち。
苦しい闘いになるのはあらかじめわかっていた。
そうした中で「ここまでやった」「ここまでできた」という気持ちが、この拍手に込められていたのだと思う。
そしてこの選挙、議席の獲得には至らなかったが、そのプロセスで獲得された大切なものがある。
それはこうした一連のアクションによって、新たに構築された人間関係だ。
そして翌日の4月10日、僕もその恩恵に預かることになる。
spin-off「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」:駒ヶ根サイケデリック(北川哲生さんとの再会) に続く ]]> 2011年の下北沢から2023年の駒ヶ根へ http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=895 2023-04-02T10:18:00+09:00 2023-04-04T06:52:38Z 2023-04-02T01:18:00Z 2011年の春の統一地方選は、東日本大震災直後の緊張もあって、あまりにも特別な体験だった。
この時に僕が応援したのは世田谷区の区議会議員だった木下泰之さん。そもそも彼との出会いがなかったら、下北沢の再開発問題を知って、“Save the 下北沢”というチーム名を考案... 志田歩 Save the 下北沢
この時に僕が応援したのは世田谷区の区議会議員だった木下泰之 さん。そもそも彼との出会いがなかったら、下北沢の再開発問題を知って、“Save the 下北沢” というチーム名を考案し、そのインサイダーとなることもなかっただろう。
以下の写真は2011年の統一地方選で、木下候補の遊説に、ギターを添えて下北沢を練り歩いた時のもの。
この選挙のためのパンフレットの「脱原発時代を切り拓く みどりの先進国を世田谷から」というコピーを、原発事故の報道にハラハラしながら木下さんの事務所でアイデアを出し合って作った時の記憶もいまだ鮮明である。
……あれから12年。
木下さんも僕もお互いに母を亡くし、お互いにそれぞれの母親の暮らしていた実家へと拠点を移していた。
2022年12月、僕は長年の懸案であった「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」をようやく出版することができ、ほっと一息つこうかというタイミングで、僕は木下さんから「駒ヶ根に応援にきて欲しい」というリクエストを受けた。
そして3月から東京と駒ヶ根を行き来する慌ただしい日々が始まった。
とはいえ、いざ赴いてみると、駒ヶ根はそんな慌ただしさを忘れて見惚れてしまうほどの素晴らしい景観に恵まれている。
彼が出馬する長野県議会議員選挙の駒ヶ根市区は定数1。
2011年以降の12年間は立候補者が現れずに無投票当選が続き、その間に議員を務めてきた人物は旧統一教会と深い関わりがあり……しかし相変わらず対立候補は現れず……という状況がわかるにつれ、穏やかな生活を求めて故郷に帰ってきた木下さんの胸中はざわめき始める。中でも決定的だったのは彼の二人の娘さんから突きつけられた「お父さん、このままにしておいていいの?!」という言葉だったという。
そして木下さんの出馬は現地に多くの話題を投げかけることとなった。
例えば信濃毎日新聞は、駒ヶ根市民のことを「無投票にならなかった幸運な選挙区の有権者」と書いている。
無投票当選が恒例になってしまうのは望ましいことではないが、市民の「候補者選択の自由」を確保するためには、今回の木下さんのようなアクションを起こす者が必要なのだ。
また長野日報は一面トップで駒ヶ根市区を「一騎打ち」と報じている。
アイデアを出し合いながら候補者の想いを反映した文言を選択する作業は、クリエイティヴな刺激に満ちている。そして特殊な体験だと思っていた顔合わせで、12年ぶりにそんな機会が再び巡ってくることには不思議な感慨も伴う。ひょっとしたらバンドの再結成とか、あるいは「玉置浩二★幸せになるために生まれてきたんだから」で触れたソングライターと作詞家のやりとりに通じるような部分があるかもしれない。
こうした作業を経て、候補者の主張を簡潔に記した二種類のノボリが完成!
今回の選挙の争点について信濃毎日新聞は、こんな風に報じている。
そして素晴らしい仲間の連携によりPR動画が完成したので、この記事の締めにご紹介しておきたい。
駒ヶ根に知り合いがいる方は、ぜひぜひお知らせいただければさいわいです。
VIDEO ]]> spin-off「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」:キャリアの蓄積を寿ぐワタナベマモルの反戦歌「命の次にロックンロール」 http://shidaayumi.jugem.jp/?eid=894 2023-03-31T17:29:00+09:00 2023-03-31T11:37:49Z 2023-03-31T08:29:00Z
ワタナベマモルのリーダー・グループ、MAMORU&The DAViESが、4月26日にリリースする7インチ・シングルのタイトル曲「命の次にロックンロール」は、彼らにとって初のスカ・ナンバー。サックスをフィーチャーした陽気なダンス・ナンバーという形を採りつつ、ジャケット... 志田歩 「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」
ワタナベマモル のリーダー・グループ、MAMORU&The DAViESが、4月26日にリリースする7インチ・シングルのタイトル曲「命の次にロックンロール」は、彼らにとって初のスカ・ナンバー。サックスをフィーチャーした陽気なダンス・ナンバーという形を採りつつ、ジャケットを見れば分かるように、反戦のメッセージを込めた曲でもある。このご時世で戦争というと、多くの人はウクライナを連想するに違いない。だがこの曲の中ではそうした固有名詞は使われていないため、深刻なトーンを帯びることなく、時代の枠に囚われない普遍的なメッセージ・ソングになっている。
カップリングは「ヘタレのパンクロッカー」、こちらはパブ・ロック風のロックンロールだが、やはりサックスが活躍しており、その聴かせ方から70年代後半にセックス・ピストルズの影響を受けて結成されたパンク・グループ、Xレイ・スペックスを連想した。どうやらそれはワタナベの狙うところでもあったらしい。
今回のシングルは、このようにサックスがポイントとなっているわけだが、それを担当しているのは若林一也。フールズのメンバーとして活動し、2016年の『REBEL MUSIC』のレコーディングに参加した人物である。ワタナベと若林が共演した一番最近のステージは昨年の10月2日の新宿ロフト。フールズのステージにゲスト・ヴォーカリストとして参加した時のことだ。
ワタナベがフールズのステージにゲスト・ヴォーカリストとして立つのは、この時が初めてというわけではない。「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」のP209の発言にあるように、彼がグレイトリッチーズで活動していた90年代初頭からしばしばあったことで、それは若林がフールズの一員となるのよりもはるかに前のことだ。まただからこそワタナベは、ドキュメント映画「THE FOOLS 愚か者たちの歌」の先行上映という特別な場でフールズの貴重なステージで歌うことになったといういきさつがある。つまりワタナベにとって若林との出会いは、こうしたキャリアの積み重ねの中で起きた出来事なのだ。
そしてそんなワタナベがフールズのアルバムにゲスト参加したのは1991年。「NO MORE WAR-地球の上で-」のオープニングに収められたメッセージ・ソング「戦争反対」の掛け声だったというのは、ただの偶然とは思えない因縁である。
KERAが本作に寄せたコメント も、キャリアの蓄積を反映した深みに満ちている。83年12月にワタナベが率いるグレイトリッチーズは、KERAの主宰するナゴムレコードからソノシート「パワーアップ」を発表。そこからの彼らは、「THE FOOLS MR.ロックンロール・フリーダム」のP213でも触れたように、軋轢と和解を経て今、お互いのキャリアの蓄積や交錯を、「あの頃、こんなに強く言えたかい? ノー・モア・ウォーと」というイキなフレーズに託して寿いでいるのだ。
]]>