この日は
サーカスのメンバーである叶ありさとのジョイント。70年代から活躍してきたサーカスは、2013年のメンバー・チェンジで、叶高の娘である叶ありさが加入。今回のステージは、その叶ありさがギタリストの榊原長紀と行なうステージに叶高が加わり、親子のハーモニーを披露するという設定だった。
後攻の星野裕矢は、ミッキー・ヤマモト(b)と石井清登(g)という元柳ジョージ&レイニーウッドのふたりに、Goboh Suzuki(ds)、そして現在二十歳の友田ジュン(kb)が加わる編成で、柳ジョージ&レイニーウッドのレパートリーを歌いまくるという設定。
1曲目はサム&デイヴによるソウル・クラシックスの名曲「ホールド・オン(Hold On, I'm Comin')」。懐の深いミッキー・ヤマモトとのヴォーカルの掛け合いで幕を開けた。
そして星野裕矢が柳ジョージ&レイニーウッドに思い入れを持つきっかけは、実父である星野貞樹さんが彼らの大ファンであったこと。そうしたいきさつもあって、今回は星野貞樹さんが星野裕矢と入れ替わってステージに立ち、リード・ヴォーカルをとる一幕も。
つまり叶親子の後に星野親子というなんともハートウォーミングな顔合わせとなったわけだ。
それでいて、この日の星野裕矢はレイニーウッドの代表曲「雨に泣いてる」でもリード・ヴォーカルだけでなく、リード・ギターもとるなど、貫禄すら感じさせるステージングで締め括った。
僕には星野裕矢と柳ジョージ&レイニーウッドにまつわる忘れ難い思い出がある。
2011年10月14日に星野裕矢を連れて、東新宿アコースティックアートのオープンマイク【
TOMOの音楽夜会】に行った時の
ことだ。この日の裕矢は、柳ジョージが2011年10月10日に他界した直後ということもあって、柳ジョージの歌を歌ったところ、その後オープンマイクの関係者の間では、柳ジョージが密かなブームになってしまうほどの盛り上がりとなったのだった。
すでにあれから4年の時が過ぎた。
この日を喜ぶ星野貞樹さんの表情を見ていたら、僕は三人でいっしょの写真が欲しくなってしまい、終演後にお願いして撮影していただき、僕としてはとてもとても大切な一枚になりました。
ワガママをお聞きいただいた星野貞樹さん&裕矢、どうもありがとうございます!
ということで星野裕矢2Daysのご報告は以上。
以下は、僕のライヴ情報です。
期せずして親子の人情話(笑)みたいな記事が続きましたが、今回のライヴ会場は、あまり馴染みがないので、渡邉康利さんのお招きを受け、しっかりとした第一印象をお店に持っていただくべく、挑発的な選曲で臨むつもりです。
こちらもよろしくお願いします!
○11月07日(土)新宿
スモーキン・ブギ 志田歩 with kubotti
tel: 03-3353-8993 19時開場 19時半開演
チャージ¥2000+ドリンク代
c/w メンフィスベル、格夢(加藤格+藤原拓夢)、渡邉康利+本屋