斉藤トオルさんとの久々のデュオということで、志田歩 with kubottiで行った前回とは選曲も大幅に変え、かなり異なるモードに舵を切ったSoulKitchenのライヴ。
彼のミュージシャンシップのおかげで、思う存分起伏に富んだ内容にできました。
ありがとうございます!
この日のトップバッターは、初対面のもんちさん。
ふだんはバンドで活動している小柄な女性がギター一本で、繊細な表現を飄々とする佇まいに、力みの無い解放感を感じた。
二組目は以前拝見したことのある剣堂シュウジさんと元The Changのピアニスト小川佐利さんのデュオ。
デビュー時の白竜を思い出させる浪々とした声とストレートなメッセージ性を持つ剣堂さんのヴォーカルと、MCでそのキャラクターを巧みにいじる小川さんとのコンビネーションが、生真面目でありつつも和やかなムードを醸し出す。The Changは、90年代初期に一度だけタイバンさせていただいたことを不意に思い出した。
僕らは三組目。
この日は病み上がりの賀句さんに捧げる「カウンターの中で」で幕開け(笑)。この曲は元々ピアノを想定した楽曲なので、自分でも「トオルさんとのデュオ・ライヴ!」という気分になる。
初お披露目の「誰もがキリスト」は、ブルースビンボーズのカヴァー。
とはいえキー、テンポ、構成をいじり、さらに歌詞も当日の朝まで書き加えて、即興的なアプローチにチャレンジ。
これまでバンドでやってきたのとはだいぶ異なる冒険的な創作方法だが、トオルさんの手腕のおかげで楽しみながら挑むことができた。
「まもれシモキタ!行政訴訟」の裁判からハシゴで駆けつけてくれた方もいたので、そのアピールもかねて普段は下北沢でしかやらない「アモーレ下北」を、トオルさんのニューオーリンズ風味のピアノで披露して占め。
志田歩 with 斉藤トオル セットリスト
1 カウンターの中で
2 いつものように
3 バディ パート3
4 裸のワルツ
5 誰もがキリスト
6 陽気なプリズナー
7 アモーレ下北
トリは前回もご一緒させていただいた
蓮沼ラビィさん。12/6のワンマンが満員だったこともあってだろうか、前回よりも表現者としての地力、逞しさが加速的に増しているように感じた。しょっぱなに「一番星ブルース」を奏でるあたりなど、“アフリカ帰りの任侠ブルース”というキャッチフレーズそのもの!
ということで、ご来場いただいたみなさま、共演のみなさま、ありがとうございました。
次のライヴは来年。
久々の自主企画となりますので、よろしくお願いします!
2015年01月17日(土)下北沢
music bar rpm
「平成27年 下北澤之乱」
開場19:00 開演19:15
チャージ1500円+オーダー
出演:志田歩&Teazer 、
SADA、
よしひらみずと
斉藤トオルさんも一員であるJAZZY UPPER CUTの再結成ライヴについては
こちらをご参照ください。