曲のモデルにさせていただいた伊藤耕さんが最前列にいる客席の前で「陽気なプリズナー」を歌う。
ついに、ついに、そんな願いをかなえることができた!
この曲についてのいきさつは、7月18日にこのブログの記事
「伊藤耕さんの無罪判決について(その3)」で書いたとおりだが、この曲をここまで“陽気なモード”で演奏できたのは初めて。
以下、この日のライヴの様子を順を追って振り返っていくと……
最初にステージに立ったのは初対面の
ミノルBグッドさん。
バンド編成でのライヴもたくさんやっている方のようで、弾き語りであるにも関わらず派手なアクションを決めるところがチャーミング。ハイライトの歌に合わせて、僕も自分が持っていたハイライトのパッケージを振らせていただきました。
二番手が志田歩 with kubotti。
この日の僕らのライヴに、もうひとり大きな影響を与えてくれたのが
蓮沼ラビィさん。彼女とも初対面だったが、事前にブログにいただいたコメントで“お互いに学生時代に友人が自殺したことが自分の中で核となっている”ということが分かっていたため、彼女と共に場を作ろうという気持ちで選曲と曲順を考えた。
その結果、相棒のkubottiの承諾を得て、どうしようもない喪失感から紡いだ「BOYS ON THE EDGE」を、“今日にいたる自分の始まりの歌”として、あえて最初に奏でることに。
いろんな意味でハードル上げまくり!
セットリスト
1 BOYS ON THE EDGE〜ぼくらは
2 光の中へ
3 最後のライオン
4 カウンターの中で
5 裸のワルツ
6 陽気なプリズナー〜タンゴ
7 ハッピーエンドを蹴飛ばして
ちなみに「陽気なプリズナー」を志田歩&Teazerで初演したのは2011年6月22日、新橋ZZ。
あれから3年を経て、こうした機会を得ることができたのは感無量。
演奏中は、耕さん、ラビィさんと何回も目が合って勇気をいただいた。
音楽を続けてきて良かった〜!
続いては鳥井賀句G&Yの予定だったのだが、ここで急遽、伊藤耕さんが鳥井賀句G&Yとセッション!
事前に何の打ち合わせも無かったにも関わらず、THE FOOLSのギタリストを次々と失った心境を瞬時の閃きに心身をゆだねてリアルに歌う姿は、ひたすら凛々しかった。
SoulKitchenの店主でもある鳥井賀句さんのステージは、こうした異常事態(笑)を経て、カヴァーを交えながら、パンタ、遠藤ミチロウ、ジョニー・サンダースといったアーティストへの敬意と愛情を濃密に込めたものだった。
この場がここまで濃密なものになったのは、いうまでもなく、賀句さんの選択眼による四組の組合せがあったからこそ。こんな素敵なお店を維持するためにも、体調に気をつけてくださいね。
そしてトリは
蓮沼ラビィさん。
闇から目を逸らすことなく、女性ひとりでギターを手に立ち向かう勇気に、初期の中山ラビさんに通じるものを感じた。
特に印象に残ったのは「夜の髪〜白石和子に捧ぐ〜」。
ということで、この日、この場を共にしてくださった全てのみなさまに心から感謝します!
なお、志田歩 with kubottiの次回のライヴは11月30日。
TASKEさん主宰の「歌舞伎町の詩人達の集い -魅惑の秋味NIGHT-」にゲストで招かれております。20分ほどの短いステージですが、
TASKEさん、売☆春男さんをはじめとする強烈な顔ぶれが結集する濃密なイヴェントですので、よろしくお願いします。
・11/30(日)新宿
ゴールデンエッグ 「歌舞伎町の詩人達の集い -魅惑の秋味NIGHT-」
open 18:00 start 18:20〜22:30? チャージ1000円+1drink
出演:TASKE、売☆春男、最都優、山川ひとみ、ボクの彼女は発達障害、merry-andrew、ゲシュレクトオルガン、音霊工房 etc.
GUEST:志田歩 with kubotti、加藤チャーリー千晴
MC:TASKE DJ:春井