僕にとって朴保というミュージシャンとの関わりは特別なものだ。
まだ大学生だった時期に朴保&切狂言のステージを見て衝撃を受け、その後追っかけていたら彼は渡米して消息を知ることができなくなった。
その後帰国していた彼のライヴを、1994年に観てからは、約10年間にわたってスタッフとの連携を図りながら、まだブログではなく、ホームページ中心で行なっていた時代に情報を発信し続けた。
その時期の記録は、
朴保MUSEUMとして今も自分のホームページ内に残してある。
現在、志田歩&Teazer
で僕が伊藤孝喜といっしょにバンドをやれているのも、この時期に朴保&切狂言のドラマーであった彼と接する機会に恵まれたことがきっかけになっている。
そして今回、朴保の音楽をテーマに、久々に長文の原稿をオフィシャル用に書き下す機会に恵まれた。
やはり彼の音楽について書くとなると、特別に触発されるものがあるのだろう。
ヴォリュームは先日の「ユリイカ」での七尾旅人特集号のために書きおろした原稿をも上回り、400字詰めの原稿用紙に換算して60枚を越える大作になってしまった。
現在は掲載に向け、スタッフのチェックを待っている段階。公式に公開される際には、改めてアナウンスさせていただきます。
チェックしていただくスタッフに対しても、かなりの負荷をおかけしてしまっているという自覚はある。
とはいえ、それでもこの機会に朴保という才能の巨大さをきちんと伝えるものにするためには、どうしても必要な量だった。
「それでいいのだ!」とバカボンのパパは言った。
音楽は宇宙の治癒の力である。