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GLASSのカヴァーをやってみたいという方を公募します!!
6/28 “LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”ご報告2015.06.29 Monday -
詳しいいきさつはここに書いたが、20年以上もの長い時間におよぶ思い入れを込めた企画であり、昨年12月17日の「GLASS 密かな奇跡の夜」から、LOTUSと連絡を取りながら、少しずつ少しずつ実現させる術を探って辿り着いた記念すべき一夜。
ソロでのライヴは久々だが、自ずと気合いが入る。
僕のライヴを見るのは初めての人ばかりだが、何といってもGLASSとLOTUSに関係のある方ばかりなので、自分のフェチ全開でいくうえで躊躇する理由は皆無!
ということで、先攻である僕のセットリストは以下のように、思い切ったものにしてみた。
SE PRIVATE HELL(ALICE IN CHAINS)
1 Home Sweet Home
MC
2 裸のワルツ
3 手頃な免罪符
MC
4 トゥナイト(イギー・ポップ)
5 コレクション
6 Moonlight Blue(GLASS)
MC
7 陽気なプリズナー
MC
8 最後のライオン
4はJUKO氏から事前に与えられていた“洋楽カヴァー”という課題に応じたもの。
仕込んでいるうちに5と6は、そのアンサーソングのような感じに思えてきたので、あえてぶっ続けで演奏した。
LOTUSとの事前の打ち合わせでは、7曲ずつ位という設定だったが、GLASSのカヴァー「Moonlight Blue」、そして「陽気なプリズナー」という流れで、「もっとやれ!」という声に励まされ、これまたGLASSの影響が濃厚な「最後のライオン」で締め。
後攻のLOTUSは、前半がオリジナル、後半に“洋楽カヴァー”のU2、そしてGLASSのカヴァー2曲で締めるという気の利いた構成で、“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”というイヴェントならではの場をしっかりと作ってくれた。
LOTUSの演奏が終わると、JUKO氏のDJでドアーズ、そしてGLASS!!
しかもGLASSの曲は、僕らが馴染んでいる名曲に加え、レコーディングされていながらリリースの機会を失っていた未発表音源までもお披露目してくれるという大盤振る舞い。
再会した旧友との会話に盛り上がる LOTUS、カウンターの中でニコニコしながらGLASSの音源をかけまくるJUKO氏。それに合わせてフロアで好き勝手に踊りまくるオレ。
そしてJUKO氏はこんなことを言い出した「この企画、次回は演奏の参加者を増やそう。オレも演奏で参加する!」
この瞬間から三者の間で“our favorite GLASS vol.2”に向けての作戦会議が開始された。
というわけで“our favorite GLASS”実行委員会(仮称)では、
GLASSのカヴァーをやってみたいという方を公募します!!
リアルタイムでGLASSに心酔した方でも、追体験でハマった方でも、「我こそは」と思う方は、志田歩までご一報ください。
JUKOさん、 LOTUSさん、ご来場の皆様、ありがとうございました! 今後もよろしくお願いします。
そして次の土曜日は、いよいよ「下北澤乃乱III」!!
どうぞお楽しみに。
★2015年07月04日(土) 下北沢music bar rpm
「下北澤乃乱III」
出演:志田歩&Teazer 、六弦詩人義家、よしひらみずと
開場19:00 開演19:30
チャージ 予約者1500円+オーダー 当日1800円+オーダー
予約受付メール:shidaayumi@gmail.com
facebookでイヴェント化しておりますので、ここを御覧ください。
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告知:6月28日 LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜2015.05.27 Wednesday
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今回は6月28日に代官山のロック・バー、Bar Crimjonで行う“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”の告知をさせていただきます。
蘊蓄が長くなりそうなので(苦笑)、まずは詳細から……。
開場 18:30 開演 19:00
チャージ ¥2000(1ドリンク付) *追加ドリンクは¥500から〜
出演 LOTUS、志田歩
問合せ Bar Crimjon 03-6427-0747(20時以降)
〒1500034 東京都 渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山B1-A
では、久々にGLASSのことを語らせてもらいます!
彼らのことをご存知ない方は、以下の音源などを再生しながらお読みいただければ、ご理解いただきやすいかも知れません。
僕がGLASSを知ったのは情報誌ぴあで音楽担当の記者をやっていた80年代後半のこと。
初めてライヴを観たのは、芝浦のINK STICKで、確かHEAT WAVEも出ていたと思う。
とにかく彼らには出てきた瞬間から、曲、歌詞、ルックス、演奏などのあらゆるポイントで、ツボを突きまくられてしまった。
彼らの音楽を例えるのに引用したいアーティスト名を列挙してみると、例えばこんな感じ。
ドアーズ、レッド・ツェッペリン、テレヴィジョン、ジョイ・ディヴィジョン、ザ・スミス、デュルッティ・コラムetc
とにかく僕が好きな洋楽のエッセンスを凝縮したような音楽性で、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムスというシンプルな編成で緩急の起伏に富んだ演奏をする技術も凄かった!
しかも歌詞もグサッとくる鋭いものが、凄く多い。
当時、まだOZmaを結成する前の僕が、いっしょに組もうとしていたギタリストは、クラシック、ジャズ、あとフランク・ザッパやプログレを聴きまくるアカデミックなタイプのテクニシャンだったのだが、彼に「どんなバンドがやりたい?」と訊かれた時に、GLASSのライヴ盤を聴かせたら「メンバー全体の演奏のレベルが高すぎるので、お前にはこんなの無理!」などとつれない返事をくらったのを覚えている。
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寡黙なのに狂気をはらんだヴォーカルのキャラクターも凄かった!
僕の記憶が正しければ、INK STICKのステージのラストでは、マイク・スタンドをグシャグシャに折り曲げてしまったと思う。僕は自分のバイクに乗ってライヴから帰ったのだが、帰り道にバイクを運転していても、「もの凄いものを見てしまった!」という興奮のあまり、腕の震えがずっと止まらなかったのを覚えている。
当然のごとく、その後はライヴに通いまくった。
ピーター・マーフィーのソロ公演も、フロント・アクトのGLASS見たさに行った。
GLASSのオリジナル曲は非常に聴き取りやすい日本語詞だったが、彼らの出身校である法政大学の野外ライヴで、ドアーズの「ロードハウス・ブルース」をやった時には、あまりにも曲の雰囲気が彼らにはまっているので狂喜乱舞してしまった。
日本のアーティストがドアーズをカヴァーすると、何か憧れを押し付けられているような白けた気分になることが多かったのだが、彼らは文句なく似合っていた。
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あまりに僕の思い入れが強いので、当時彼らの在籍していた事務所の社長であった森田勝氏からは、ライヴ・ヴィデオのコピーをいただいたり、挙げ句の果てには「GLASSのマネージャーやらない?」と言われたこともあった。
森田氏は2005年に「ロック画報」誌の取材でインタヴューさせていただいたことがあるが、彼はその後、2008年に亡くなっている。改めてあの頃にお世話になったことへの感謝を表明したいと思う。
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もう一度GLASS本体に話を戻すと、彼らは1994年に活動を終了。
本当に残念だった……。
アルバムでは一枚のライヴ盤と二枚のスタジオ盤をインディ−ズから発表しているが、三枚とも名作だと思う。
下はGLASSが1992年にリリースしたスタジオ盤『涙の洪水』。
ちなみにこちらは、OZmaが1991年にリリースした『Home Sweet Home』。
何となく通じる雰囲気あるような気がしませんか?
実はこの記事を書くために時系列を確認するまで、僕は自分が『涙の洪水』の影響を受けて、こんなジャケットにしたのだと思い込んでいた。でも意外なことに『Home Sweet Home』は1991年でした。
自分でもビックリ!
でもそんな勘違いをするほど僕はGLASSに影響を受けていた。
実際に自分の書いた歌詞でも、「GLASSがなかったら書けていなかった」と感じるものがある。
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それから時は流れて……。
ネットでGLASSのことを調べるうちに、存在を知ったGLASSのコアなファンが、LOTUSだった。
なにしろGLASSの曲名にちなんだ芸名の持ち主なのだから半端ではない。
そして、つい先日、僕はLOTUSと、ネットではなく初めて直接会うことができた!
逢った場所は代官山のBar Crimjon。
GLASSでベース、作詞作曲を担当していたバンマス、JUKO氏が代官山で始めたロック・バーである。
ということで、大変長くなりましたが、このBar Crimjonで、僕とLOTUSが、弾き語りジョイント・ライヴをやろうという企画が、“LOTUS meets 志田歩〜our favorite GLASS〜”というわけであります。
楽しみだけど、緊張しちゃうかも。
でも、ご興味のある方はよろしくお願いします!
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GLASS 密かな奇跡の夜2014.12.17 Wednesday
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時代は80年代後半から90年代前半、いわゆるバンド・ブームの最中。
僕が熱狂的に入れ込み、当時のバンドの事務所の社長さんから「マネージャーやらない?」とまでいわれたGLASSというバンドがあった。
彼らのアルバムは『SLOW WATER』『涙の洪水』『ストラグル』と3枚あるが、全て素晴らしい!
すでにあれから20年の時を経ているが、現在でも僕の思い入れの強さは変わらないし、アルバムを聴き返す機会も多い。
彼らが『涙の洪水』と『ストラグル』をリリースしたインディーズ・レーベルのPSYCHOは、このGLASSと下山淳さんを中心とする60/40が看板アーティストで、他には先日共演してもらった斉藤トオルさんがメンバーであったJAZZY UPPER CUTのライヴ盤『QUIET NIGHT』も、1993年にリリースしている。
ひとことで言ってレーベル丸ごと好きなものばかり。
そして60/40については、2005年にコロムビアから『THE COMPLETE RECORDINGS OF 60/40』として復刻盤が、リリースされる際には、ライナーノーツを書かせてもらう機会にも恵まれた。
だがGLASSは1994年に解散した後、リイシューや再結成といった話題もなく、CDも廃盤のまま。
再評価の機会に恵まれないまま忘れ去られてしまうには、もったいなさすぎる
我が心のスーパー・グループ、GLASS
そんな風に感じているうちに、GLASSで作詞作曲とベースを担当していた高橋重幸さんが代官山でBar Crimjonというロック・バーを営業していることを知り、行く機会をうかがっていた。
手みやげはGLASSのライヴ映像。
当時事務所の社長さんが、僕の思い入れの強さに免じて、商品化していないライヴ映像をVHSでいただいたりしており、メッセージのやり取りで確認したところ、その中にはメンバーであった高橋さん自身も手元にないものがあるということだったので、DVD-Rに変換した3枚のディスクを用意していたのである。
そして寒い雨の降る12月半ばの火曜日。
こんな日だったら、お店もそれほど混雑することなく、ゆっくり話ができるのではないか、という期待を持って店に行ってみた。
もちろん大好きだったバンドの作詞作曲を行っていた方がマスターなので、話は尽きることなく盛り上がる。
だがそこに後からやってきたお客さんは……
なんと当時GLASSのギタリストであり、現在はロンドンに在住しているというツカサさんであった!!!
よりによって、僕がDVD-Rを持参して初めてお店に行った夜に、幸運にもロンドンから初めてお店を訪れたもうひとりのメンバーとお会いすることができたのだ。
自分の思い入れを大切にしていてよかった!
不思議だが本当の100%実話。
僕にとっては密かな奇跡である。
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